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ラグビー コラム 2022年11月21日

【ハイライト動画あり】近畿大、同志社大から大きな勝点『5』を獲得。関西大学ラグビーAリーグ第6節レビュー

ラグビーレポート by 直江 光信
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ラグビー 関西大学リーグ2022

【ハイライト動画】同志社大学 vs. 近畿大学

これで気持ちに余裕ができた近畿大は、続く67分にもスクラムからのオープン展開でBKがチャンスを作る。ラインブレイクしたFB阿曽がキックを転がし、相手が処理にもたつくところでチェイスしたCTB藤岡がこぼれ球をキック。そのままみずからインゴールで押さえ、勝負を決定づけるトライをマークする。

74分にはゴール前のラインアウトからイレギュラーなタイミングでボールが回ってきたところで、CTB 森元翔紀が巧みにタメを作り防御の隙間へ浮かすようにパス。走り込んだCTB藤岡がディフェンスラインを切り裂き、ポスト下へ滑り込む。最終的には34-0までスコアを拡大し、会心のゲームを締めくくった。

試合を通して際立っていたのは、近畿大の頑健な接点と攻守ともゲインラインの先で仕掛ける意識の高さだ。FL中村健志主将が「同志社大は多彩なアタックを持っているチーム。それを出させないよう前に出て体を当てることを徹底した」と明かしたように、出足鋭いディフェンスでプレッシャーをかけ、フェーズが重なるに連れて攻めている同志社大が後退するシーンもしばしば。逆に攻撃では森元、藤岡の両CTBを軸にゲインラインへ果敢にアタックするパス回しで、チームを前へと押し進めた。

ボーナスポイント付きの勝利を手にした近畿大は3勝3敗の勝点15となり、3位に浮上。自力での大学選手権出場の可能性を維持したまま、12月3日の最終節に臨むこととなった。相手は現在全勝で首位を走る京都産業大(@花園第1、14時キックオフ)。厳しい戦いになるのは間違いないが、モチベーション的には最高の状態で臨めるはず。悲願の日本一に向けひた走るトップランナーに対し、どんなチャレンジを見せるか楽しみだ。

一方の同志社大は勝点を積み上げられず、2勝4敗の勝点11で5位に後退。7位摂南大が勝点を8に伸ばしたことで、天理大との最終節(12月3日11時45分キックオフ@花園第1)に敗れると、他の結果次第で入替戦に回る可能性も出てきた。ただしそこでボーナスポイント付きの勝利を手にできれば、わずかな確率ではあるが選手権出場の望みがつながる。リーグ最終戦で底力を見せてくれることを期待したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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