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ラグビー コラム 2022年9月24日

混沌とする順位争い。 昨年3位の大東大に白星スタートの流通経済大が挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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両校の昨季の対戦は、29-7で大東大が勝ったが、初戦を見る限り今季は拮抗した戦いになりそうだ。流経大は、第1戦から先発で2名のメンバー変更がある。4番のLOは、キム・ギヒョン(4年)に代わって5番だったブレンドン・ネルが入り、5番にアピサロメ・ボギドラウ(4年)が入る。BKはWTB齋藤凌(3年)に代わって、永山大地(4年)。内山達二監督は「キャプテンの土居が5月に怪我をして、その後、教育実習に行った。土居以外のメンバーがそのときに成長した」と話す。個々の選手が責任感を持ちチーム力が上がったということだろう。土居とコンビを組むCTBリクアタ・テアウパなど留学生も成長しており、大東大にどんな戦いを挑むのか楽しみだ。

大東大は春季大会では帝京大、早大などと同じAグループで貴重な体験をした。日下唯志監督はシーズン前の記者会見で「春はすべてやられてしまって、学生は言い訳できない状況になり、基本的なことにより一層取り組むようになった」と話した。今節のメンバーは第1節から先発で3名の変更がある。FW8名はそのまま。SHは高田尚汰に代わって稲葉聖馬(3年)が入り、11番のWTBは小田嶋生吹(3年)が先発。WTBだった神田永遠(2年)がFBに下がって、11番だった松田武蔵(4年)が14番に入る。196cm、103kgのLOサイモニ・ヴニランギ(4年)、189cm、130kgのNO8リサラ・フィナウ(2年)、189cm、107kgのCTBペニエリ・ジュニア・ラトゥ(3年)らパワフルに前に出る選手を軸に攻撃力は高い。開幕戦はミス、反則が多かったが、流経大に対しては丁寧に戦ってトライを獲りきりたい。両チームにパワフルな選手が多く、激しい肉弾戦が繰り広げられるだろう。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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