人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年9月19日

【ハイライト動画あり】立命館大学、粘りのディフェンス披露 関西Aリーグ開幕戦で同志社大学を破る

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

ラグビー 関西大学リーグ2022

【ハイライト動画】同志社大学 vs. 立命館大学

立命大は昨年より鬼束竜太ヘッドコーチがチームを率いる。同志社大OBでワールド、宗像サニックスでプレー、同大でも2年前までアドバイザー、リクルーターとして強化に関わっていた人だ。同大の選手たちのこともよく知っている。理想を求めず、「できることから、やっていかないと」と、ディフェンスは重点的に強化してきた。そのディフェンスを教え込んだのは昨季まで同大のコーチを務めていた佐藤貴志ディフェンスアドバイザーだった。夏に試合ができなかったことで、できることを絞り込み、同大の練習試合を分析し、コンディショニングを重視して臨んだことが功を奏した。

後半に入ると、同大WTB岡野喬吾(3年)にトライされ、12-15と逆転されたが、その後も、FL江木畠悠加(2年)のジャッカルでターンオーバーするなど、粘り強く戦った。26分にはモールをじわじわと押し込み、この日攻守に躍動していたSH北村がトライし、宮嵜がゴールを決めて、19-15と逆転に成功する。

その後も、後半27分に交代出場したWTB安井拓馬(4年)が相手を仰向けに倒すタックルで前進を許さない。「膝の手術から復帰したばかりで、チャンスをもらったら流れを変えるプレーがしたかった」。安井は終了間際にも抜け出そうとした選手を追いかけて倒し、その直後、同大のパスミスにプレッシャーをかけ、ボールを確保した選手をチームメイトと4人で乗り越えて反則を誘った。終盤の立命大の気迫あふれるディフェンスは準備の確かさを証明していた。「チームの目標は大学選手権出場です。落とせない試合でした。リザーブもエナジーを出してくれて、自分たちのラグビーができました」(HO中川魁キャプテン)。

プレーヤーオブザマッチは、立命大のSH北村瞬太郎。攻守にチームの勢いを引き出し、勝ち点「4」獲得に大きく貢献した。同大も7点差以内の負けのボーナス点「1」を獲得。まだ開幕戦であり、今後の順位争いは予断を許さない。しかし、今季の全国大学選手権の出場枠が関西3チームということを考えれば、立命大にとって計り知れない価値がある勝利だった。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ