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筑波大戦でゲームキャプテンを務めた齊藤
33-22で難敵・筑波大学を相手に開幕戦を白星で飾った明治大学。「自分たちのミスが多くて苦しんだ」(WTB/ウィング石田吉平主将・文4=常翔学園)と、課題の残る一戦でもあった。第2戦目、そんな明大を迎え撃つのは、昨年度2008年以来の全国大学選手権出場の切符をつかんだ日本体育大学だ。
初戦の筑波大戦、前半開始直後から明大は筑波大の戦略に苦しめられる。「キックを上手く使ってきて、そこで僕たちがペナルティをしてしまった。試合の組み立てがうまかった」(SO/スタンドオフ伊藤耕太郎・商3=国学院栃木)。
前半5分、左FL(フランカー)森山雄太(政経3=東福岡)を起点に伊藤耕が筑波大のディフェンスのスキを突き先制トライ。しかし、すぐに筑波大もトライを決め同点に追いつく。どちらが点を取れば、取られた方が取り返すシーソーゲームがその後も続いた。
筑波大戦でチーム内MVPに選ばれた森山
それでも「特にFW(フォワード)がアタックなどで、1人1人が強いプレーで前に出てくれた」(ゲームキャプテン・右CTB/センター齊藤誉哉・文4=桐生一)と、なんとか流れを引き寄せ、最終スコア33-22でホイッスルを迎えた。
試合後、選手たちが口を揃えて語ったのはミスの多さ。特に前半はセットプレーでの反則から2本のPG(ペナルティゴール)の機会を許すなど、危ない場面が生まれた。
「スクラムの部分でレフェリーとコミュニケーションがうまく取れず、ラインアウトでも相手のディフェンスが一枚上手でした」(左PR/プロップ中村公星・情コミ4=国学院栃木)。また、ブレークダウンの部分では、筑波大のダブルタックルを受けた際に2人目の反応が遅かったことなどが、反則が増えた要因だった。
その一方で、多くのゲインも見られ、1対1の場面では明大の強さを印象付けた。「ワンブイワン、1対1で勝てたところが良かった」(石田)。今夏合宿中での多くの体調不良者の発生からも、徐々に立ち直りつつあるという。試合を追うごとに、その本領を発揮してくれることだろう。
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