人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2022年9月16日

明治大学、苦しんだ開幕戦の課題を修正し、日本体育大学との第2戦に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
  • Line

筑波大戦でゲームキャプテンを務めた齊藤

33-22で難敵・筑波大学を相手に開幕戦を白星で飾った明治大学。「自分たちのミスが多くて苦しんだ」(WTB/ウィング石田吉平主将・文4=常翔学園)と、課題の残る一戦でもあった。第2戦目、そんな明大を迎え撃つのは、昨年度2008年以来の全国大学選手権出場の切符をつかんだ日本体育大学だ。

初戦の筑波大戦、前半開始直後から明大は筑波大の戦略に苦しめられる。「キックを上手く使ってきて、そこで僕たちがペナルティをしてしまった。試合の組み立てがうまかった」(SO/スタンドオフ伊藤耕太郎・商3=国学院栃木)。

前半5分、左FL(フランカー)森山雄太(政経3=東福岡)を起点に伊藤耕が筑波大のディフェンスのスキを突き先制トライ。しかし、すぐに筑波大もトライを決め同点に追いつく。どちらが点を取れば、取られた方が取り返すシーソーゲームがその後も続いた。

筑波大戦でチーム内MVPに選ばれた森山

それでも「特にFW(フォワード)がアタックなどで、1人1人が強いプレーで前に出てくれた」(ゲームキャプテン・右CTB/センター齊藤誉哉・文4=桐生一)と、なんとか流れを引き寄せ、最終スコア33-22でホイッスルを迎えた。

試合後、選手たちが口を揃えて語ったのはミスの多さ。特に前半はセットプレーでの反則から2本のPG(ペナルティゴール)の機会を許すなど、危ない場面が生まれた。

「スクラムの部分でレフェリーとコミュニケーションがうまく取れず、ラインアウトでも相手のディフェンスが一枚上手でした」(左PR/プロップ中村公星・情コミ4=国学院栃木)。また、ブレークダウンの部分では、筑波大のダブルタックルを受けた際に2人目の反応が遅かったことなどが、反則が増えた要因だった。

その一方で、多くのゲインも見られ、1対1の場面では明大の強さを印象付けた。「ワンブイワン、1対1で勝てたところが良かった」(石田)。今夏合宿中での多くの体調不良者の発生からも、徐々に立ち直りつつあるという。試合を追うごとに、その本領を発揮してくれることだろう。

ラグビー 関東大学対抗戦2022

【ハイライト】筑波大学 vs. 明治大学

次戦はアースケア敷島サッカー・ラグビー場で行われる日体大戦だ。昨年度チームの中心であったハラトア・ヴァイレアなどの留学生がチームから抜け、迎えた春季大会Bグループでは、5連敗で終えグループ最下位となる。それでも、左PR砂田優希副将率いるスクラムのほか、慶應義塾大学戦でトライを挙げた左FL伊藤拓哉など油断はできない。

また、対抗戦での日体大戦といえば、昨年度明大は8トライを挙げたものの、いい流れを作っても自らチャンスを潰してしまうなど、課題の残る試合となった。今回の筑波大戦であがった課題を修正し、昨年度苦戦した相手にぜひ快勝してほしい。

「勝ち切れたのは良かったが、まだ自分たちの甘さやミスで自陣深くまで攻められたりされたので、チームとしても個人としてもレベルアップしていきたい」(齊藤)。

対抗戦はまだ始まったばかり。チームだけでなく、選手個人の成長からも目が離せない。次戦は一体どんな試合が繰り広げられるのだろうか。今から楽しみが止まらない。

文:堀之内萌乃/写真:宇野萌香(明大スポーツ新聞部)

代替画像

明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ