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ラグビー コラム 2022年4月1日

東京サンゴリアスを猛追する埼玉ワイルドナイツ。 白熱する4位争い。ディビジョン1はここからが面白い。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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坂手淳史(埼玉ワイルドナイツ)

埼玉WKは、第1節、第2節とコロナ陽性者が出て不戦敗となったが、その後は破竹の9連勝で上位2チームを猛追している。選手層の厚さはリーグNO1で、80分間を通した戦い方ができる強みがある。HO坂手淳史キャプテンが先発し、後半に出てくるHO堀江翔太が勝負を決めるのも見慣れた景色になった。SO松田力也は全試合で10番を背負い、FBは野口竜司山沢拓也山沢京平と誰が出ても優れた個人技を披露。オーストラリア代表WTBマリカ・コロインベテの加入がさらに決定力を高めている。ただし、3月27日の第11節では静岡ブルーレヴズに25-26で大苦戦。前半はスクラムでも圧力を受けた。他チームが付け入るスキはあるということだ。

この3チームを追う4位争いは激しい。横浜キヤノンイーグルス(横浜E)、トヨタヴェルブリッツ(トヨタV)は勝ち点32で並び、29点でBL東京が追う。横浜Eは、第8節(交流戦)でBL東京に18-21で敗れたが、第10節(交流戦)ではトヨタVをノートライに抑えて20-9と快勝した。そのトヨタVは、第4節でBL東京に33-23で勝利しており、3チームの実力は拮抗している。

NTTグループのチーム再編で、レッドハリケーンズ大阪(RH大阪)の降格が決まっているため、入替戦がどのような方式になるのか未発表だが、プレーオフ進出が難しくなるチームは、9位以上の座を確保する戦いになる。下位のチームに負けられないのは当然として、順位の近いもの同士の戦いも負けられない。第11節で埼玉WKを追い詰めた静岡BRは現在9位。4月9日は、8位のブラックラムズ東京(BR東京)と地元のヤマハスタジアムで戦う。静岡BRのSOサム・グリーン、BR東京のSOアイザック・ルーカスはともに超攻撃的10番で、この対決は面白くなりそうだ。

同じく9日のS東京ベイ対横浜Eの試合(大阪・万博記念競技場)も熱い。横浜Eとしてはここで勝って4位以内入りに勢いをつけたいところ。ディビジョン内の総当たり二巡目は、一巡目との変化を楽しめるが、コロナで中止になったカードでは初対決もある。5月7日、熊谷ラグビー場で相対する埼玉WKとS東京ベイは、本来は1月7日のオープニングゲームで戦うはずだった。プレーオフを前に優勝を占う戦いになる。試合経験を積むことで各チームの組織プレーの成熟度も高まってくる。内容も緊迫感あるものになるはずだ。5月下旬まで、リーグワンの開幕シーズンをじっくり楽しみたい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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