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ラグビー コラム 2022年3月28日

【ハイライト動画あり】静岡ブルーレヴズが最高のファイト。実戦無敗の埼玉ワイルドナイツと1点差“熱闘”

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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そして昨季王者のワイルドナイツに拮抗できた別の要因が、前半戦のスクラムだ。

「ブルーレヴズさんはセットプレー(スクラムやラインアウトなど)からゲームを動かしてくることは分かっていたので、そこで前半、スクラムのペナルティでも勢いを与えて締まったことは反省です」(ワイルドナイツHO坂手淳史キャプテン)

ブルーレブズは前半20分、相手ボールスクラムをプッシュしてターンオーバー。先発FW8人の合計体重は831キロ。ワイルドナイツの884キロに比べて約50キロも少ないが、技術とパワーで優勢となった。

状況を打開できるスペシャルな選手がいたことも大きかった。

サム・グリーン(静岡ブルーレヴズ)

27歳になった司令塔のサム・グリーンだ。

SOグリーンは前半1分のファーストプレー、PK(ペナルティキック)からのタッチキックで、チームを相手ゴール目前に前進させる“特大タッチキック”を披露。

するとフルバックもできるスピードランナーは前半26分。

スクラムからCTBヴィリアミ・タヒトゥアが突進。しかしCTBタヒトゥアは鋭いパスを後方に送ると、待っていたグリーンがタックル名手の日本代表CTBディラン・ライリーを振り切って快走。

ウクライナ人の母を持つWTB中井健人がトライラインに迫ると、ワイルドナイツはSO松田力也がトライ寸前で止めものの、猛スピードで走り込んできたのは世界的アタッカー、NO8イシ・ナイサラニ

鮮やかな逆転トライで5点を奪ったブルーレヴズは、さらに3分後。

WTBキーガン・ファリアの特大キックで敵陣に入ると、ワイルドナイツの珍しいラインアウトのミスから攻守交代。連続攻撃からふたたびサム・グリーンが斜めにDFラインを切った。

ここでSO松田がアンクルタップでふたたびトライセーブの好守備。しかしLO大戸裕矢が右隅で仕留め、帝京大卒の23歳、FB奥村翔が右隅の難しいコンバージョンを成功。

後半39分には“伝家の宝刀”強力スクラムでの強制ペナルティを奪って、さらにPGを追加。下馬評をくつがえし、ブルーレヴズの12点リード(15-3)で後半へ向かった。

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