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しかし後半開始早々、王者のワイルドナイツが実力を見せる。
まず活躍したのは大東文化大学出身のSH小山大輝だ。
ワイルドナイツは自陣のインターセプトで攻守交代を起こすと、前半にはなかったCTBハドレー・パークスのショートキックから再獲得。SH小山がラック脇の無人を見つけて独走。開始1分も立たずに7点を返した。
さらにSH小山は直後のラックでも相手SH田上稔にプレッシャー。ブルーレヴズは立て続けにペナルティを犯してしまいPGで失点。
12点あったリードが、後半開始6分間でわずか2点になってしまった。
しかし後半17分、ワイルドナイツの猛タックラーであるCTBライリーが、WTB中井への危険なタックルでシンビン(10分間の一時退場)。
ところが試合巧者のワイルドナイツは慌てず、リーグ随一のリザーブ陣が力を発揮。後半はスクラムの形勢が逆転した。
ワイルドナイツは途中出場の日本代表の両PR、グレイグ・ミラーとヴァルアサエリ愛が入ると、逆にブルーレヴズからスクラムでペナルティ奪取。この反則をPG加点に繋げて、14人ながら16-15と逆転してしまう。
しかし相手が14人のうちにスコアしたいブルーレヴズ。
ハーフウェイライン付近の左スクラムからフェーズプレーで攻撃。FB奥村のライン突破で敵陣22m内へ。悲鳴にも似たホストの応援のなか、白熱の攻防を仕留めたのはFLクワッガ・スミス。
逆転トライ&コンバージョンで、ついに6点リードを奪ってみせた。
その後両軍PGを1本ずつ取り合い、迎えた最終盤だった。
1点リードのブルーレヴズだが、途中出場のHO堀江翔太をまじえたワイルドナイツはスクラムでプッシュ。お株を奪うペナルティ奪取で、最後まで敵陣に居座った。
一方のブルーレヴズは故意の反則によりFL庄司がシンビンに。
ジャック・コーネルセン(埼玉ワイルドナイツ)
落ち着いて仕留めにかかるワイルドナイツ、最後はバックス経験も豊富なFL布巻峻介の鋭いパスアウトから、NO8ジャック・コーネルセンがインゴールへ確実にグラウンディング。
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