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一方、キヤノンの沢木監督が課題として語ったのは、最後に守り切れず逆転を許したことよりも、チャンスを作りながら突き放せず、相手に反撃の余地を与えてしまった前半の内容だった。
「ああいう展開になるまでに仕留め切れていないのがそもそもの問題。前半4トライくらい取れるチャンスがあったのに、しっかりフィニッシュできていない。でも、現状をしっかり受け入れないと成長もできない。改善できるよう取り組みます」
ひとつのゲームで得た収穫と課題を整理し、次の試合に結び付けていく。それもまたコーチの腕の見せどころだ。第1節屈指の激戦となったこの試合を経て、両チームがどのようにステップアップしていくのか。この先のシーズンが楽しみになる一戦だった。
文:直江 光信
直江 光信
スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。
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