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ラグビー コラム 2020年5月22日

鉄人・大野均、灰になってもまだ燃え続けた男の引退会見

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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さらに日本ラグビーがどう発展していってほしいかと尋ねられ、大野は「昨年のワールドカップの後から、公園などで、ラグビーボールで遊ぶ子どもがよく見られるようになった。

そういった子どもたちが、もっともっと増えてほしい。そのためにはやっぱり日本代表強いことが不可欠だと思っています。日本代表が世界の強豪に勝つこと。

それを見た子どもたちがラグビーの魅力を感じてラグビーを始めて、ラグビーの競技人口が増えて日本代表が強化される。そういった、いいスパイラルの中で発展していってほしいと思います。

私のようにラグビーは何歳からはじめても、できるポジションがあります。私のような人間でも気軽にラグビーが始められる環境を整えていければと思います」とコメントした。

現役を引退して、一番やりたいことを聞かれて大野「個人としては、娘が韓流アイドルのファンなので、新大久保をデートしたいなと思います」と言い、酒豪として知られる選手だけに「節度を持って、楽しい範囲で飲みたいと思います」と笑顔も見せた。

最後に、自粛の中でラグビーができない子どもたちに向けて「本当にこの状況で、くやしい、せつない思いをしている高校生はたくさんいると思いますが、こういう思いをしているのは自分だけではない、いっぱいいることを胸に刻んで過ごしてほしいなと思います」と語りかけるように話した。

今後は、東芝に在籍しながらラグビーの普及活動にも携わっていくつもりだという大野は、「自分は大学に入って、LOというポジションだったから、ここまで長くできたのかなと思います。

ラグビーはパスが下手でもキックができなくても、得意なもので勝負できるポジションが必ずある。本当に少しでもラグビーに興味持ったら、少しでもラグビーに触れてほしい」と語気を強めた。

大野は24年間に渡るラグビーキャリアにピリオドを打った。それでも98キャップ、ワールドカップ3大会出場という豊富な経験を糧に、第2の人生でもきっと日本ラグビー界に大きく貢献してくれるはずだ。

なお、大野均の引退会見の模様は、J SPORTSオンデマンドで無料配信される。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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