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ラグビー コラム 2020年5月22日

鉄人・大野均、灰になってもまだ燃え続けた男の引退会見

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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写真:2013年ウェールズ戦

ワールドカップの中で一番思い出に残っている試合は、2011年ニュージーランド大会のオールブラックス戦、そして日本代表として一番印象深い試合は2013年のウェールズ代表戦だという。

「桜のジャージーを着て出場したすべての試合が印象に残っています。強いて言うのであれば、もちろん2015年ワールドカップの南アフリカ代表戦もそうですが、13年にウェールズに勝った試合ですね。

私が日本代表に入った2004年、100点差(0-98)で負けた試合で、その9年後に秩父宮ラグビー場で勝てるとは、当時の私は思っていなかった。

私は先発で出て、ノーサイドはベンチで見届けたんですが、勝ちを手中に収めたと感じたときは涙が出て、グラウンドが見えなかったことを覚えています」。

今後、具体的にどういった活動をしていくのか聞かれて、「まずは東芝が王座奪還するための何かしらのサポートをしたいなと思っています。やはり、いろんな地方などに出向いてラグビー普及、ラグビーの人気を上げる活動にも尽力したいと思っています」という。

多くの監督やヘッドコーチに指導されてきた大野だが、理想のコーチは、初代サンウルブズのマーク・ハメットHC(ヘッドコーチ)だという。

「彼はサンウルブズが船出するときに、多くの批判的な意見がある中、選手を常にポジティブなマインドにしてくれましたし、彼自身もラグビーを楽しんでいた。そういった姿勢を持っていたので、彼がサンウルブズの最初のコーチとしてよかったと思いました」。

今後の日本代表がどう強くなってほしいかと聞かれると、「この10年間、エディー(ジョーンズ)さんが監督になって、本当に選手を厳しく鍛えてくれて2015年の結果があって、その上に2019年の結果が積み重なったと思っています。

本当に、日本ラグビーはいい歩みをしている。2023年大会に向けて、ギアを落とすことなく突き進んでほしい。

日本代表が世界で勝つには、ハードワークというキーワードは必ず欠かせない。昨年のワールドカップで日本代表が躍進できたのは、ハードワークの上にジェイミー(・ジョセフHC)が自主性を尊重してくれたからだと聞いています。

その2つ、ハードワーク、自主性が大きなキーワードになる。昨年のワールドカップで日本代表が4勝し、日本中のラグビーをやっている選手が自信を感じられたと思う。

日本のラグビーが強いという自信を積み重ねていっていけば、フランス大会でもベスト8以上の成績が残せると思っています」とエールを送った。

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