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ラグビー ニュース 2019年12月18日

天理大学、関西のオールブラックスが初優勝を目指す。ラグビー全国大学選手権 出場校紹介

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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◆天理大学
・関西大学リーグ:優勝(7勝0敗)
・6大会連続28回目出場

今年、関西大学Aリーグにおいて開幕から7戦全勝し、大学初の4連覇となる11度目の優勝を達成したのが、昨年度の大学選手権で準優勝だった天理大学だ。

全試合で50点以上を挙げる攻撃力は、昨年度よりさらに磨きがかかったと言える。そんなチームを攻守に渡り、精神的支柱として引っ張るのはタックラーとして名高い168cmのキャプテンのFL(フランカー)岡山仙治(4年)だ。

そしてアタックを引っ張るのは1年生からコンビを組むSH(スクラムハーフ)藤原忍、SO(スタンドオフ)松永拓朗(ともに3年)のハーフ団である。

また、FW(フォワード)にはLO(ロック)アシペリ・モアラ(2年)、ナイバルワガ・セタ(1年)、NO8(ナンバーエイト)ジョネ・ケレビ(2年)がおり、FW(フォワード)の突破力、モールでの推進力は大学トップクラスを誇る。

BK(バックス)にも、2020年のサンウルブズのスコッドに選出されたCTB(センター)シオサイア・フィフィタ(3年)を筆頭に、決定力のあるWTB(ウィング)江本洸志(2年)、安定感のあるFB(フルバック)立見聡明(4年)らがおり隙は見当たらない。

例年よりもややスクラムが強くないところは課題だが、ディフェンスも粘り強く、小松節夫監督も「昨年度のチームより強い」と胸を張る。

もう銀メダルはいらない。今年度こそ、黒いジャージーでお馴染みの天理大学が悲願の大学選手権初優勝なるか。初戦は関東大学リーグ戦3位の流通経済大学と花園で対戦する。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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