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プール戦が佳境を迎えつつあるラグビーワールドカップ。この日の第2試合は熊本県民総合運動公園陸上競技場にて、プールCで2位につけるフランスと、今大会未勝利のトンガが対戦し、フランスが接戦を制してベスト8進出を決めた。
フランスのキックオフで始まった前半は、そのフランスが落ち着いた入り方を見せるなか、3分に絶好の位置からSO(スタンドオフ)ロマン・ヌタマックがPGを決めて先制に成功する。
5分には相手ラインアウトのターンオーバーからBK(バックス)でパスを繋ぎ、最後はCTB(センター)ヴィリミ・ヴァカタワがトライを決める。ヌタマックのコンバージョンも決まり、早々に10-0とリードを築く。
その後、固さの取れたトンガが徐々に攻撃のリズムをつかみ始めるなか、フランスは規律の高いプレーで無失点の時間帯を続ける。
すると31分、フランスは素早いリスタートからWTB(ウィング)アリベルティ・ラカが自らのキックをキャッチしてインゴールへ持ち込みトライを決めると、ヌタマックのキックも決まり、17-0とする。
しかし、負けられないトンガも前半終了間際にトライとキックで7点を返し、後半へ望みをつなげる。
すると、トンガは後半6分に自陣でのターンオーバーから、怒濤の攻撃でCTBマリエトア・ヒンガノのトライを決めると、SH(スクラムハーフ)ソナタネ・タクルアのキックも成功して、17-14とする。
対するフランスは手堅く試合を運び、11分と19分にヌタマックがPGを決めて小刻みにリードを広げる。
トンガは終了間際にFL(フランカー)ザネ・カペリのトライと、途中出場のラティウメ・フォシタのコンバージョンで23-21と追い上げて見せ場を作るも、フランスが僅差のリードを守り切った。
これでイングランドに続き、フランスもベスト8進出を決め、最終節はプール首位突破を懸けてイングランドと対戦することとなった。
◆プールC 順位表
1位 イングランド 勝ち点:15(3勝0敗)
2位 フランス 13(3勝0敗)
3位 アルゼンチン 6(1勝2敗)
4位 トンガ 1(0勝3敗)
5位 アメリカ 0(0勝2敗)
【ハイライト動画】フランスvs.トンガ ラグビーワールドカップ
(c) Rugby World Cup Limited 2019
J SPORTS 編集部
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