日本のライバル2チームが対戦、スコットランドがサモアを完封。ラグビーワールドカップ2019　スコットランド vs. サモア

大会2週目に入り、プール戦が佳境に入りつつあるラグビーワールドカップ。大注目のプールAは、日本が本命のアイルランドを撃破したことで、混沌とした状況になった。

そんな中、この日は神戸市御崎公園球技場でプールAの生き残りを懸け、前回大会でも対戦したスコットランドとサモアが相見えた。

初戦でアイルランドにノートライで敗れたスコットランドが、前半序盤はボールを保持しつつ、パスを回しながら優勢にゲームを進める展開となる。

すると、スコットランドは8分にSH（スクラムハーフ）グレイグ・レイドロウがPG（ペナルティゴール）を決めて先制する。

その後、試合は膠着状態となり、一進一退の攻防が続くなか、スコットランドは29分、大外で待っていたWTB（ウィング）ショーン・マイトランドに長いキックパスを繋げてトライを奪い、コンバージョンも決めて10-0とリードを広げる。

優位に立ったスコットランドは、直後の33分にも中央突破からレイドロウがトライを決めてリードを広げると、前半終了間際にはFB（フルバック）スチュアート・ホッグが長いDG（ドロップゴール）を決め、20-0として後半へ折り返した。

スコットランドは後半に入っても主導権を手放さず、56分にペナルティトライで加点すると、74分にもペナルティトライで加点。

結局、サモアに得点を許すことなく34-0で完勝した。この試合、最後まで流れをつかめずに終わったサモアは、次節、中4日で日本と対戦することなる。

◆プールA　順位表
1位　日本　勝ち点9（2勝0敗／ボーナスポイント1）
2位　アイルランド　6（1勝1敗／2）
3位　スコットランド　5（1勝1敗／1）
4位　サモア　5（1勝1敗／1）
5位　ロシア　0（0勝2敗／0）