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ラグビー ニュース 2019年9月16日

「日本の質の高さには目を見張るものがある」。日本と戦うアイルランド代表が公式会見。ラグビーワールドカップ2019

ラグビーニュース by 斉藤 健仁
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写真:アイルランド代表 シュミットHC(左)、ベスト主将

9月15日、世界ランキングで初めて1位になったアイルランド代表が千葉で公式会見を行った。来日する前に千葉を通過した台風の影響はないという。

アイルランド代表は予選プールAに入り、22日の開幕戦でスコットランド代表(同7位)、そして28日に日本代表(同10位)と対戦する。

ニュージーランド出身のジョー・シュミットHC(ヘッドコーチ)と、今大会で代表引退を決めている、キャプテンHO(フッカー)ローリー・ベストらが会見に出席した。

シュミットHCは予選プールでスコットランド代表、日本代表と連戦することに関して「スコットランド代表は常に難しい相手ですし、そこから6日で日本代表と戦うことはとてもタフです」。

「(同じニュージーランド出身の日本代表の)ジェイミー(・ジョセフ)とトニー・ブラウンのことはとてもよく知っていますし、素晴らしい仕事をしています」。

「パシフィックネーションズカップでは見事な強さでした。日本の質の高さには目を見張るものがあるので、今からそのことは念頭にあります」と話した。

また、日本の印象を聞かれて、「非常にニュージーランドのコーチ陣を警戒しています。(パシフィックネーションズカップは)非常に印象的でした。とてもフィジカルなゲームで速い」。

「松島(幸太朗)と福岡(堅樹)のスピードがあってワイドで、そして田村(優)はとても良くゲームをコントロールしていますし、ボールキャリーも印象的です。そして(アマナキ・)マフィとリーチ(マイケル)も素晴らしい」。

「私たちも最近、(イングランドの)トゥイッケナムで試合をしましたが、(昨秋、日本代表)イングランド戦の前半もタフな試合をしていました。確か前半リードしていて、リーチが非常によくチームを引き上げていました」。

「南アフリカ戦はスコアで見れば残念でしたが、7-27までは非常にモチベーションが高く、特に相手は前回のワールドカップで起きたことに対して非常にモチベーションが高く、スコア以上に競った戦いに見えました」と、よどみなく話した。

写真:2大会目となるシュミットHC。ベスト8の壁を打ち破れるか

現在、世界ランキング1位のアイルランド代表だが、過去8大会の最高成績はベスト8。ワールドカップでは準々決勝が大きな壁になっている。

シュミットHCはそのことに関して聞かれて「期待の重さは常に意識しているものだと思いますが、私たちがよりその期待の重さを自分自身に向けているのは、私たちが出そうとしているパフォーマンスの質と一貫性だけだと思います」。

「今年は一貫性が欠けていたことはわかっていますが、私たちが目標としていることの多くは、今後、数週間のうちに実現することの中にあるため、そこで私たちは自分たちを判断し、他の人たちが私たちを判断することになります」と冷静に話した。

その準々決勝では順当に行けば3連覇を目指す「オールブラックス」ことニュージーランド代表か南アフリカ代表と対戦する。

「(予選プールの両者の対戦は)非常に大きな一戦となるかと思いますが、そこまで気にしていない。今は自分たちのことに集中する。CTB(センター)ロビー・ヘンショウがケガしても、バンディー(・アキ)とクリス・ファレルがプレーできますし、ギャリー・リングローズもいます」と話した。

キャプテンのHOベストは現在のチーム状態について聞かれて「過去の大会のチームとは違うと思います。チームとしての深さがあると思います」。

「(コナー・マレーとジョナサン・セクストンといった)ハーフ団を中心にワールドクラスのプレーヤーがたくさんいて、プレッシャーの中で戦える力を持っているので、今大会で新たなチャレンジを果たせると思います」。

そして「持ち味のスクラムはもちろん、8人の素晴らしい選手で組めます」と自信をのぞかせた。

アイルランド代表は9月18日(水)まで千葉で合宿行い、その後、横浜に移動して、21日(土)、予選プールのビッグマッチであるスコットランド代表戦を迎える。

◆試合日程
09月22日(日)午後4:45 vs.スコットランド 横浜国際総合競技場
09月28日(土)午後4:15 vs.日本 小笠山総合運動公園エコパスタジアム
10月03日(木)午後7:15 vs.ロシア 神戸市御崎公園球技場
10月12日(土)午後7:45 vs.サモア 東平尾公園博多の森球技場

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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