明治中心のFWで挑む対抗戦選抜vs.東海＆流通経済が中心のリーグ戦選抜が激突。ラグビー関東大学オールスターゲーム

一方、リーグ戦は春季大会で惜しくも帝京大と勝ち点で並んだが、得失点差で2位となった東海大学と、流通経済大学が軸となったメンバー編成になった。

まず、明治大勢が揃った対抗戦のFW陣を、どこかで食い止めることができるかが焦点となろう。

そういった意味では、FW第1列の小川寛大、HO松田一真（ともに流通経済大3年）、PR中野幹（東海大学4年）、控えのHO渋谷圭、PR藤井大喜（ともに大東文化大4年）、PR藤村琉士（日本大学3年）の奮闘に期待したい。

LO、FL陣は仕事人タイプの選手が揃った。法政大学から唯一選出のLOウォーカーアレックス拓也（4年）、FL佐々木剛（大東文化大4年）、FL河野大地（東海大4年）、控えのFL粥塚諒（流通経済大4年）らは機動力を武器に、接点でしっかり仕事をしたいところ。

また、身長188cmのLO中村匡汰（東海大学4年）、ベンチメンバーの身長197cmのLO山極大貴（専修大4年）の2人には空中戦で期待したい。またNO8積賢佑（流通経済大4年）には突破力だけでなく、リーダーシップにも期待したい。

ハーフ団は、2年時にFLから転向してすっかりSHが板についてきた山菅一史（東海大4年）、U20日本代表でも司令塔だった 侭田洋翔（中央大学3年）のハーフ団の2人でしっかりゲームコントロールし、敵陣でのプレーを増やしたいところ。

CTB陣はスキルに長けた中川彪流（流通経済大3年）、しっかりと前に出られる杉浦拓実（東海大3年）が入った。

WTBシオネ・ハラシリ（日本大2年）、中根稜登（流通経済大3年）、唯一の1年生FBヴィリアム・スワワ（拓殖大学）のバックスリーで決定機にトライを奪いたい。

6月の大学ラグビーの風物詩となってきた関東大学オールスターゲーム。お祭り的な部分もあり、いつも対戦するメンバーが同じチームでどんなプレーをするかという楽しみもある。

ただ、お互いリーグのプライドを背負って戦うだけに、負けられない一戦となろう。