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6月16日(日)、ラグビー関東大学春季大会A~Cグループの計8試合が行われた。
Aグループは帝京大学、東海大学、早稲田大学に優勝の可能性があり、最終戦に勝利した帝京大と東海大が総勝ち点26で並んだが、得失点差で帝京大が優勝。
Bグループは昨年度の大学選手権覇者の明治大学が5戦全勝(総勝ち点30)で優勝、Cグループは4勝1敗(総勝ち点25)の専修大学が優勝した。
東海大グラウンドでは東海大vs.慶應義塾大学が対戦した。東海大は総勝ち点で並ぶ帝京大に、得失点差で大きく水をあけられていたが、帝京大vs.早稲田大の結果如何では、春季大会初優勝の可能性もあった。
試合はセットプレー、特にスクラムで優勢だった東海大が、序盤からペースをつかむ。前半、ボールを展開し、最後はFB(フルバック)酒井亮治(2年)がトライを挙げて、ゴールも決まり7-0と先制する。
18分にはステップで抜け出したWTB(ウィング)千葉真之亮(2年)がトライを挙げて12-0とリードを広げる。
26分、慶應義塾大もWTB宮本恭右(3年)がトライを返すが、前半終了間際、東海大はゴール前のモールからNO8(ナンバーエイト)吉田大亮(3年)がトライを挙げて、19-5として前半を折り返した。
写真:セットプレーは東海大が優勢
後半も先に得点を挙げたのは東海大だった。再び、モールを押し込んで、最後はHO(フッカー)田中煕(2年)がトライを挙げて24-5と大きくリードした。
慶應義塾大も継続したアタックを見せてSH(スクラムハーフ)若林俊介(3年)がインゴールに飛び込んで、24-10と追い上げる。しかし、20分、東海大は再び、HO田中がトライを挙げて29-10とした。
後半になって攻撃にテンポの出てきた慶應義塾大だが、ミスも目立ちPR(プロップ)鈴木悠太(1年)が1本返すのがやっとだった。試合はそのまま東海大が29-17で勝利した。
東海大は5トライを挙げてボーナスポイントを得たが、帝京大も早稲田大に61-24と快勝したため、総勝ち点26で並び、得失点差で帝京大が2年ぶり7度目の春の王者に輝いた。
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