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ラグビー コラム 2018年12月26日

初出場の桐生第一、元日本代表の青年監督が狙う「ディープインパクト」。全国高校ラグビー大会のみどころ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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―― 桐生第一は野球やサッカーは強豪校として知られていましたが、強化するにあたりご苦労はありましたか?

ラグビー部はあって、前監督の依田有希部長が声を掛けて、ほとんどが未経験者でしたが、毎年15人ほど集めて常に単独チームで試合に出場していました。

依田監督は「すごいいい男だ」と聞いていましたし、すごく尊敬する人格者です。最初は依田監督の下で、コーチとしてやっていくという話だったのですが、依田監督は「僕は部長になるから」と言われて監督になりました。

今でも一緒にやっていますが、依田部長がいないとまったくラグビー部は回りません。

―― 監督となって4年目ですが、1年目はパナソニックと選手として契約しつつ、学校の先生もやっていましたね。

そうですね。朝早くパナソニックに行って練習して、戻ってきて教員もやっていましたね。昨年から担任も持っていますし、ラグビー部も授業も楽しいですね!

ラグビー部の今の3年生は僕が声を掛けた経験者が8人と一般で入ってきた選手が4人の12人、2年生は16人いて経験者が7人、1年生は14人中11人が経験者です。

1人だけ昔、桐生に住んでいて父親の仕事の関係で大阪から戻ってきた子がいますが、それ以外は群馬の子です。たとえばFL(フランカー)大野怜央(2年)はラグビー未経験で、身長は小さいですが本当に身体を張る選手です。

―― パナソニックのグラウンドに、霜村監督がマイクロバスを運転して練習に行きだしたのはいつからなのでしょうか?

1年目はあまり行かなかったですが、2年目くらいから週に2回ぐらいは行くようになりました。

今はNO8(ナンバーエイト)ホラニ(龍コリニアシ)や、劉永男がFW(フォワード)のセットプレーやテクニックをすごく教えてくれて、それが大きかった。

中型免許はすぐに取れましたね。菅平もマイクロバスで行ったりしています。

―― 高校生を指導する楽しさ、大変さはどうお感じになっていますか。

高校生を指導する楽しさとしては(指導したことが)響きます。どんどん成長します。就任当時の選手たちは僕の言ったことがわからなかったと思います。

それをわかりやすく言うことをずっとやってきて、2年目から勝てるようになってきた。そして、昨年は太田高に勝って県予選決勝に進んだのですが、明和県央に大敗した。

難しさとしては、練習や練習試合でやっていたことが、大会では相手のネームバリューの前にできなくなってしまったことがあった。僕はできると思っていたのですが、選手たちの中には不安があった。

だから今年はメンタルの部分を強くするためのアプローチをしました。キャプテンやリーダーたちとコンセンサスを取りながらやってきました。

一方的に「これをやろう!」ではなくて、「これはどう?できそう?こうなったらどうする?」と聞いてコミュニケーションを取っていたら、想像していた以上のことを選手たちはできるようになりましたね。

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