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ピックアップ コラム 2019年3月25日

ワールドツアーシステムの成熟示す巨大大会、観戦の重心は今回も日本勢・グランドスラムデュッセルドルフ大会

柔×コラム by 古田 英毅
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女子52kg級_マイリンダ・ケルメンディ

女子52kg級_マイリンダ・ケルメンディ

男子は重量3階級に強豪が大量参戦しており、特に90kg級は針の振り切れた豪華さ。現役世界王者シェラザディシヴィリ(スペイン)、同銀メダルのシウバ=モラレス(キューバ)、ガク・ドンハン(韓国)、イゴルニコフ(ロシア)ら頂点レベルの選手が目白押し。エントリー66人という巨大トーナメントを制すのは誰か。日本からはツアーデビューの大阪大会で3位に入賞した若武者・村尾三四郎が挑戦する。

女子の注目選手としてはまず52kg級のもと絶対王者・ケルメンディ(コソボ)を挙げたい。2017年世界選手権決勝で志々目愛に敗れて以降は首の負傷を癒すため休養していたが、1年2か月を経て戦線復帰。11月のグランプリ・タシケント大会、1月のテルアビブ大会と2大会続けて優勝を飾っている。8月の日本武道館でファン待望の阿部詩戦が待ち受ける中、その仕上がりいかほどのものか。面子からして優勝は大前提、注目は内容だ。

パリとは選手を入れ替えてそれでもスーパーハイレベルの57kg級、逆にパリで表彰台に上がった海外勢がそのままエントリーしている63kg級、いますぐ世界選手権が出来るレベルの78kg級と面白い階級ばかりだが、ここは注目階級として78kg超級を紹介したい。朝比奈沙羅にオルティス(キューバ)と揃った役者に、なんとユー・ソン(中国)が加わった。ユーは2017年世界選手権決勝で朝比奈を破って優勝したあと休養、実質引退状態だったが先週のヨーロッパオープン・オーバーヴァルトで衝撃の復帰。あっさり優勝を飾っている。不在の間に世界王者となった朝比奈は国内のライバル素根輝に3敗を喫しているが、海外勢への強さを売りに国内一番手に君臨中。自身を含めて世界王者経験者が3名と役者が揃った今大会はそのアドバンテージを示す大チャンスである。

※2/19時点のエントリー情報をもとに作成しています

古田 英毅

「eJudo」編集長。国内の主要大会はほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。2019年東京世界選手権から、全日本柔道連盟の場内解説者も務める。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

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