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ピックアップ コラム 2019年3月25日

日本代表中心に陣容極めて豪華、様相はプレ世界選手権・グランプリザグレブ大会

柔×コラム by 古田 英毅
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橋本欠場もルスタン・オルジョフ(アゼルバイジャン)、ファビオ・バジーレ(イタリア)、ヒダヤット・ヘイダロフ(アゼルバイジャン)ら強烈なキャラクターの強豪が揃った73kg級、五輪王者ベスラン・ムドラノフ(ロシア)と藤がついに顔をあわせそうな60kg級と面白い階級は枚挙に暇がないが、「人」としては81kg級のアレクサンドル・ヴィーチェルツァク(ドイツ)に注目しておきたい。ヴィーチェルツァクは昨年無印からいきなり世界選手権を制して注目を浴びたが以後ツアーに一切姿を現さず、先月のヨーロッパカップ1試合(5位)を経てのようやくこれがメジャー大会復帰戦。当然ながら世界選手権の照準を合わせているはず。あの金メダルが実力通りであったのかどうか、ひとつ見極められるであろう大会。

女子の日本代表は48kg級の渡名喜風南と52kg級の志々目愛の世界チャンピオン2人を筆頭にこれも豪華な布陣。48kg級、63kg級、78kg級に海外の強豪が集中しており素晴らしい戦いが期待できそう。

48kg級_ビロディド

48kg級_ビロディド

48kg級はいまが旬のニュースター、17歳のダリア・ビロディド(ウクライナ)と現役世界王者渡名喜風南の対決に注目。ビロディドは2月のグランドスラム・パリで渡名喜を大内刈「一本」で吹っ飛ばして優勝。昨年11月のグランプリ・ハーグ以降ツアー出場4大会を全勝しており、もはや世界選手権金メダル候補の筆頭に挙げられてもおかしくないところまで序列を上げている。渡名喜はこの選手にだけは絶対に負けるわけにはいかないはず、リベンジに期待。この階級はガルバトラフ・オトゴンツェツェグ(モンゴル)ら常連の強豪も参戦するが、52kg級から階級を下げたディストリア・クラスニキ(コソボ)にも注目しておきたい。

63kg級はクラリス・アグベニュー(フランス)とティナ・トルステニャク(スロベニア)の2強にマルティナ・トライドス(ドイツ)と鍋倉那美が加わり、様相は世界選手権ファイナルラウンド。78kg級はマイラ・アギアール(ブラジル)、オドレイ・チュメオ(フランス)、フッシェ・ステインハウス(オランダ)、マルヒンデ・フェルケルク(オランダ)ら田尚里が世界選手権で金メダルを争うライバルがほぼ全員エントリーしており、ベスト8以降は1つたりとも見逃せない試合が続く。

古田 英毅

「eJudo」編集長。国内の主要大会はほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。2019年東京世界選手権から、全日本柔道連盟の場内解説者も務める。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

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