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ピックアップ コラム 2019年3月25日

代表組ズラリ並べた日本勢の活躍が最大のみどころ・グランプリフフホト大会

柔×コラム by 古田 英毅
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73kg級はワールドランキング1位を快走する橋本に加え、リオ五輪期に日本勢最大の難敵と規定されていたアン・チャンリン(韓国)が参戦。 アンは昨年明らかに不調だったがそれでも世界選手権で銅メダルを獲得、今期は出場したツアー2大会でいずれも表彰台に上がって復調気配だ。

前回の橋本との対戦(2017年GSパリ決勝)では延長戦の末に、橋本がアンの足を蹴って無理やり上げさせる「セルフ内股透」とでもいうべきスペシャル技を繰り出して勝利している。 「昭和の強豪」を彷彿とさせる小内刈と背負投によるクラシカルで力強い攻めが武器のアン、巧みな組み手に次々異次元級のオリジナル技を盛るモダンなスタイルの橋本、今回も熱戦に期待だ。

この73kg級ではもう1人、22歳の新鋭ツェンドチル・ツォグトバータル(モンゴル)を注目選手として挙げておきたい。 2016年春に突如頭角を現すや、ガンバット・ボルドバータルにダシュダバー・アマーツブシンらずらり居並ぶ世界選手権のメダリストを蹴散らしてみごと60kg級でリオ五輪代表の座を射止めた、あの選手だ。 昨年階級を2つ上げて73kg級に参戦すると、今年はグランドスラムパリ3位、グランドスラムエカテリンブルグに優勝。

その勢いを駆って4月16日のモンゴル選手権では階級の第一人者ガンバ―タル・オドバヤルを裏投「技有」で破って見事優勝を遂げている。 世界選手権ではメダル争いに絡んでくること確実、ここでしっかりウォッチしておきたい。

ガク・ドンハン(韓国)、フセン・ハルモルザエフ(ロシア)ら実力者がエントリーしている90kg級は、 なんといってもベイカー茉秋とネマニャ・マイドフ(セルビア)の世界チャンピオン対決に期待したい。 マイドフはベイカー不在の2017年世界選手権を、ほぼまったくの無名からいきなり制したシンデレラボーイ。 以降は長期欠場しなかなか力を証明出来なかったが、4月の欧州選手権では持ち前の勝負強さを発揮して2位に食い込んでいる。

一方のベイカーは負傷からの復帰戦となる2月のグランドスラム・デュッセルドルフでは2位入賞、決勝ではおそらく今季90kg級最大の発見であるミハエル・イゴルニコフ(ロシア)に屈したものの変わらぬ強さをアピールした。 ベイカーが真のチャンピオンの強さを見せつけるのか、「フロック優勝」の評を払拭し切れないマイドフが意地を見せるか。これも見逃せない戦い。

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