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ル・マン6連覇を目指すトヨタ。平川「僕らは負けてはいけない立場」| ル・マン24時間レース開幕直前 小林&平川スペシャルインタビュー
モータースポーツコラム by J SPORTS 編集部小林:すごくうまくやっていると思います。ミスもないし、すごいなと思います。僕は逆に行き過ぎちゃうので。行き過ぎたところからどう抑えるかということをやっている。僕みたいなタイプ(のレーサー)が生きるレースは、どちらかと言うとアメリカのイムサとか。ここで行けっていうとこでバコって行けるから。WECっていうのはもっとバランスが必要なんです。そういう意味では、平川のやり方はすごく良いやり方。僕は耐久レースをいろいろやり過ぎて、いまの平川のような感覚がなくて、常に全開。全開なんですけど、その中で、「ここは行かなくてもあとで取り返せるよね」とかの計算が普通にできている。トータルしたところが見えている部分があるから、それはやっていくうちに経験して上手くなるんじゃないかなと思う。
ハイパーカークラスは障害物競走的な感じ。ピットを出てからピットに入るまでのスティントを、どういう風にマネージするか。例えば5回成功しても、5回ミスしたらプラマイゼロ。でもその5回の成功と失敗のなかでどれだけタイヤのエネルギーを使ったかとかの計算をしていくと、もっと違う考え方もあるんじゃないか、という見方もたくさんある。
北川:100周年は自分たちが優勝すると、他メーカーも意気込んで襲いかかってくると思います。
小林可夢偉選手兼チーム代表
小林:襲いかかってくるとは思いますけど、だからと言って、襲いかかられても僕らがやっていること信じて、その場で力を出し切ることをすれば、絶対に勝てると信じている。だからその準備をしっかりやるしかない。周りを気にする時間があったら、自分らがちょっとでもトラブルのリスクを減らすとか、チームワークをもっと良くするかというところにエネルギーを使うようにしている。周りがいることは、正直あまり意識していない。
北川:ル・マン5連覇中のトヨタ。フェラーリが6連覇の記録を持っています。さらには《耐久王》と呼ばれるポルシェが7連覇の記録を持っています。
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