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モーター スポーツ コラム 2022年9月7日

「諦めないことの大事さ」を再び体現した山本尚貴の復活勝利

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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「生徒の皆さんの前で『今はうまくいっていないけど、努力し続けていれば、必ず良いチャンスが来る』ということを話して、このもてぎ大会に来ました。そう話した手前、責任もありましたし、カッコ悪いところは見せられないと思っていました。だから、土曜日からたくさんの生徒さんが観てくれていたところで、良いところを見せられてホッとした気持ちもあります。そこで(生徒の皆さんが)何か感じるもの、得るものがあれば、招待させてもらった意味はあったのかなと思います」

山本は、過去に幾度も苦しい状況に直面したが、その都度「こういう時こそ腐らずに前を向く」と自分自身に言い聞かせ、突破口を見出してきた。さすがに今回は結果を残すまでに時間はかかってしまったが、“最後まで諦めなかった”からこそ、結果を残す瞬間を迎えることができたのかもしれない。

しかし、山本とチームにとっての復活劇は、これからが本番だ。もてぎ大会での現状について「登山に例えると登り始めたばかり」と例える加藤エンジニア。この第7戦が終わったあともパルクフェルメで山本と握手しながら「次はドライで勝ちましょうね」と言っていた。その気持ちは山本も同じだ。

それをある意味で象徴したのが翌日の第8戦。予選ではQ1で速さを見せるも、Q2でライバルを上回ることができず、中団グループからのスタートとなった。それで展開も後手となり、結果的にポイント圏外でフィニッシュすることとなった。

それでも、第7戦での優勝で、流れが変わったことは間違いない。10月の最終大会では、さらなる復活劇を期待できそうだ。

文:吉田 知弘

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吉田 知弘

吉田 知弘

幼少の頃から父親の影響でF1をはじめ国内外のモータースポーツに興味を持ち始め、その魅力を多くの人に伝えるべく、モータースポーツジャーナリストになることを決断。大学卒業後から執筆活動をスタートし、2011年からレース現場での取材を開始。現在ではスーパーGT、スーパーフォーミュラ、スーパー耐久、全日本F3選手権など国内レースを中心に年間20戦以上を現地取材。webメディアを中心にニュース記事やインタビュー記事、コラム等を掲載している。日本モータースポーツ記者会会員。石川県出身 1984年生まれ

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