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モーター スポーツ コラム 2022年9月7日

「諦めないことの大事さ」を再び体現した山本尚貴の復活勝利

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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そして迎えた第7戦もてぎ。午前中の公式予選で約2年ぶりのポールポジションを獲得すると、決勝レースは直前に降り出した雨の影響で、ウエットコンディションでのレースとなったが、10年以上にわたる国内トップフォーミュラでの経験を存分に活かし、トップを死守。最後は2番手以下を引き離す走りをみせ、TCS NAKAJIMA RACINGでの“待望の1勝目”を勝ち取った。

山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)

「(トップフォーミュラにステップアップした)2010年に中嶋さんのチームで走りましたが、その時はルーキーだったこともあって、何ひとつ結果を残せずにチームを移籍することになりました。そこから経験と実績を積んで……中嶋さんのところで成績を残したいとリクエストをして、ここに来たにも関わらず、何ひとつ成長してきたところを見せられずに、ここまで1年半を過ごしてきてしまいました。その(結果を残せない)期間が長くなればなるほど、自分で感じている以上の重荷がかかっていて『こんなはずじゃないのに…』と思いながら、正直キツかったです」

「でも、僕以上にキツかったのは、加藤エンジニアをはじめメカニックの皆さんだったと思います。チャンピオンとして、チームに加入したにも関わらず、成績が出ないとなると、やっぱり(不振の)矛先はエンジニアとかクルマに向いてしまいがちですし、そう思ってしまっていた部分もあると思います。早く、そこから脱出してもらいたかったです。僕だけじゃなくて、チームも苦しんでいましたけど……こうしてひとつ結果を残すことができました」

「(レース後)パルクフェルメでの中嶋さんの笑顔を見たときに『ひとつ恩返しができたのかな』と思いましたし、スタッフのみんなが喜んでいる姿を見て、改めてこのチームに加入して、結果を残せてよかったなと思いました」

山本尚貴はレース後喜びを爆発させた

もてぎ大会が開催される1ヶ月前に、山本は母校である作新学院の小学部を対象に講演を行い、夢や目標を持つことの大切さを生徒たちに語り、レースウィーク中は生徒と保護者を招待。“諦めないことの重要さ”を、山本自身がレースで証明した。

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