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モーター スポーツ コラム 2022年9月7日

「諦めないことの大事さ」を再び体現した山本尚貴の復活勝利

モータースポーツコラム by 吉田 知弘
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チーム移籍後初勝利を飾った山本尚貴(右)と中嶋悟監督(左)

今年2度目の“2レース開催”となったモビリティリゾートもてぎでの2022全日本スーパーフォーミュラ選手権。シーズンも終盤戦に突入ということでチャンピオン争いに注目が集まりがちだったが、土曜日の第7戦、日曜日の第8戦ともに見応えあるレースが繰り広げられた。

まずは土曜日の第7戦。午前中の公式予選でトップを奪ったのは、過去3度のスーパーフォーミュラチャンピオンに輝いている山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)だった。栃木県出身の彼にとっては、モビリティリゾートもてぎは地元レース。この日も、朝から彼を応援するファンが多数スタンドに詰め掛けていたが、大いに沸き上がった。

2020年に3度目のタイトルを獲得した山本は、自身が国内トップフォーミュラデビューの時にお世話になった中嶋悟監督に恩返しがしたいとチーム移籍を決断。2021年よりTCS NAKAJIMA RACING加入が決まった。

しかし、いざ年が明けてシーズン前の公式テストが始まると、原因不明の不調に悩まされることに。鈴鹿サーキットでの公式テスト1日目は、ライバルたちが順調にテストメニューをこなしていく中、山本はタイムアタックのシミュレーションもできず、最下位に沈み、これまでスーパーフォーミュラでは見せたことがないほど険しい表情をしていたを今でも覚えている。

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そこから、山本とチームは長いトンネルに入り込んでしまい、このシーズンは第1戦富士での6位が最高位という結果になった。

その流れは2022シーズンになっても好転はせず。特に第4戦オートポリスでは、パフォーマンスを引き出すことができず、決勝ではトラブルやアクシデントなく走行するも、周回遅れという屈辱的な結果に。「こんな経験は初めてです……」と、レース後に肩を落としていた山本がいた。

その後、第5戦SUGO、第6戦富士と復調の兆しは見せるものの、うまく歯車がかみ合わず、上位入賞を果たすことができない。一方で、今季デビューしたルーキードライバーをはじめ、若手ドライバーも台頭してきている。世代交代の波が押し寄せてきているのは間違い無いのだが、山本は勝利のために諦めることはなかった。

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