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冨林勇佑選手(No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号)「ホッとしたような気持ち半分、悔しさ半分”ぐらいが今の気持ち」
SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子表彰台から手を振る冨林選手(写真左)
レースでの出来事をドライバー自身に振り返ってもらう「SUPER GT あの瞬間」。レースでの秘話、ドライバーのホンネを“深掘り”し、映像とコラムでお届けします!
第3戦鈴鹿で、GT300クラス3位となったNo.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号。レースでは、チームそして参戦車両が得意とするタイヤ無交換作戦が奏功して2位でチェッカー。2年ぶりの表彰台に歓喜した。そんなチームのドライバーのひとりがSUPER GT・GT300クラスにデビューしたばかりの冨林勇佑選手。すでにeスポーツでは知られた存在だが、SUPER GT参戦は“有言実行”で叶えたのだとか。鈴鹿での躍進そしてリアルレースでの奮闘ぶりを語ってもらったが、話は思わぬ方向へと進み……。
──デビューイヤーのシリーズ3戦目の鈴鹿で、自身初の表彰台に立ちました。お気持ちを聞かせてください。
冨林勇佑:開幕戦は僕のミスで予選ができなかったり(※1)、第2戦は速く走れたんですけど、“四脱”でまたダメだったり(※2)とか、個人的にはかなり噛み合わないような形でした。チームにもほんとに迷惑をかけてしまっていた中で、鈴鹿はチームマッハとしてもマザーシャシーとしても、すごく今まで験がいいコースだったので、正直最低でも表彰台で……願わくば優勝という気持ちで臨んでいたので、そういう意味では最低限……2位っていうところは個人的にはうれしさもあったんですが、でも2位ってなると……。「3位だと表彰に乗れて良かった」っていう気持ちになるかもしれないですが、2位だとやっぱりあと1個(順位が)上がれていたら優勝だったという気持ちもあるので、そういう意味では“ホッとしたような気持ち半分、悔しさ半分”ぐらいが今の気持ちですね。
※1:デビュー戦の岡山大会でQ1を担当するも、アウトラップ中にアトウッドカーブ立ち上がりで挙動を乱してスピン。セッションの赤旗中断を招いた。ウォールにヒットして左フロントを激しく損傷したクルマは、決勝に向けて翌朝9時まで修復作業が行われた。
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