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モーター スポーツ コラム 2020年8月25日

【スーパーバイク世界選手権 第4戦アラゴン:プレビュー】ラズガットリオーグルの巻き返しがキーポイント

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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さて、チャンピオン争いはもちろん気になるのですが、新型マシンCBR1000RR−Rを投入して18年ぶりにワークス参戦したホンダの調子が気になります。アルバロ・バウティスタとカワサキから移籍のレオン・ハスラムのベテラン2人をもってしてでもベストリザルトが5位というのはちょっと普通ではありませんね。パワーがあり、直線の速さはベースモデルの中でナンバーワンであるCBR1000RR−Rですが、8月に開幕した全日本ロードレース選手権でもヤマハワークスに敗れてしまいましたし、昨年鳴り物入りで破竹の連勝を飾ったドゥカティ・パニガーレV4Rとは明らかに状況が違いますね。

プライベート体制「MIE Racing Althea Honda Team」から参戦する高橋巧(ホンダ)にとっても苦しく、歯がゆいレースの連続になっています。シーズン最下位前にはチームメイトのジョルディ・トーレスが離脱し、イタリア選手権600ccクラスの王者、ロレンツォ・ガベリーニが加入。1000ccバイクが初めてのルーキーにも遅れをとってしまっている状況は何かがうまく噛み合っていないと言わざるを得ません。元全日本ロードレースのチャンピオンですからね。異常事態です。

これまでスポット参戦を含めてアラゴンでのレース経験がない高橋巧。一つポジティブな要素としては2週連続で同じサーキットでレースが行われるということでしょう。F1やMotoGPでも2週連続同じレースというのがコロナ禍の中で行われていますが、こういった連続開催はチームやルーキーにとっても好都合。スプリントレース含めて6レースも走れるわけですから、しっかりデータを取って終盤戦に繋がるように頑張って欲しいところです。

辻野ヒロシ

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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