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モーター スポーツ コラム 2018年3月23日

スーパーバイク世界選手権 第2戦タイ~メランドリ開幕2連勝で勢力図に大きな変化?

モータースポーツコラム by 辻野 ヒロシ
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実際にレイも週末を通してドゥカティに対して足りない部分があったことを認めていますし、ドゥカティとカワサキの差は例年以上に詰まっていると言えます。今季はシーズン中の性能調整により、ドゥカティやカワサキに対抗するライバルメーカーが一気にポテンシャルアップする可能性があります。そういう意味では2大メーカーは選手権を考えれば着実にフィニッシュし、コンスタントにポイントを重ねておく事が何よりも重要なミッションとなります。

開幕戦フィリップアイランドではチャズ・デイビス(ドゥカティ)がレース2で転倒リタイアに終わってしまった一方でカワサキワークスのジョナサン・レイとトム・サイクスは苦しみながらも着実にポイントを獲得しました。攻めの走りで勝利を重ねるか、じっくりシーズンを戦い、来るべきチャンスに備えるか。今季も2大ワークスの戦いとなることは確実ですが、例年以上にその競合いは熾烈を極めそうですね。

第2戦タイはジョナサン・レイがこれまた得意とするサーキットでもあります。ここでの過去6レースの内、優勝5回という圧倒的な強さを見せています。レイが優勝を逃した1回で勝ったのはトム・サイクス。ということで、過去3年間、優勝したのは全てカワサキなのです。その中でサイクスはフィリップアイランドでもポールポジションを獲得し、これで通算43回のポール回数で過去最多を持つトロイ・コーサーに記録に並びました。タイでポール獲得となれば、サイクスは「ミスターポールポジション」の称号を名実共に獲得することになりますが、実はタイではまだサイクスのポール経験はありません。タイでその壁を打ち破る事ができるでしょうか。

今季は2大ワークスだけでなく、中段の混戦模様も楽しみの一つ。ヤマハのチームメイト対決も昨年以上の激しさを期待できますし、開幕戦ではホンダに移籍したばかりのレオン・キャミアが印象的な走りを見せました。4月に始まるヨーロッパラウンドを前にタイで流れを掴むのはどのライダー、どのメーカーでしょうか。注目の1戦です!

辻野 ヒロシ

辻野 ヒロシ

1976年 鈴鹿市出身。アメリカ留学後、ラジオDJとして2002年より京都、大阪、名古屋などで活動。並行して2004年から鈴鹿サーキットで場内実況のレースアナウンサーに。
以後、テレビ中継のアナウンサーやリポーターとしても活動し、現在は鈴鹿サーキットの7割以上のレースイベントで実況、MCを行う。ジャーナリストとしてもWEB媒体を中心に執筆。海外のF1グランプリやマカオF3など海外取材も行っている。

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