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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

2019年09月19日

天皇杯ラウンド16 甲府×法政大学 試合後の法政大学・長山一也監督会見コメント(2019)

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山梨中銀スタジアムで行われた
天皇杯 第99回全日本サッカー選手権大会ラウンド16の
ヴァンフォーレ甲府×法政大学は、2-1で甲府が延長戦を制して勝ちました。
以下、試合後の記者会見における法政大学・長山一也監督のコメントです。

(法政大学・長山一也監督)

お疲れ様です。今日、ベスト16に入って、大学生のJリーグができてからの記録という所でベスト8を目指して準備してきたんですけど、まずは負けて悔しいというのが率直な意見で、やっていることとか中身だとかというのは悪くはなかったと思うんですけど、結果が伴わないとやっていることというのは評価されないと。で、大学サッカーを代表して戦っているという所もあったので、そこも内容を切り取って見れば「できるね」とか、そういう評価ももらえるかもしれないですけど、本当の評価というのはやっぱり勝つという所に結び付かないといけないと思うので、そこが掴み切れなかったので、凄く悔しい気持ちと、選手はしっかりとやってくれて、けど、もっと引き出せたかなという所もありますし、最後の4分の1の所の質、そこは相手の方がセットプレーも含めて狙いがあったかなという所で差があったかなと。それ以外の所は、まあ、皆さんわかっていると思うので、そういった所が最終的にはやっぱりゴールを決める、守るという所がサッカーの本質で、勝敗を決める所なので、そこの質がちょっと相手より下回ったかなという所で、そこも含めて、もっと強くなっていかないといけないなという所です。以上です。

Q:今日は残念な結果でしたが、東京ヴェルディとガンバ大阪に勝って今日に繋がったと思います。それも踏まえて大学生にとっての天皇杯の価値や位置付けはいかがでしょうか?

A:そこは学生にも言っているんですけど、今の大学サッカーの現状、たとえばこの前に総理大臣杯がありましたけど、優勝すると。インカレで優勝すると。ここ数年はウチも(優勝)しているんですけど、天皇杯に勝つ方がメディアも取り上げてくれますし、ここが逆に言ったら勝負所というか、全国に名前を広める、「大学のサッカーが強いんだ」という所も含めて、凄く大事な大会で、いろいろリーグ戦、Jリーグも含めて選手が変わったりとかするような状況もありますけど、大学サッカーに携わっている方の目線からすると、ここがまず1つの勝負所というか、メディアの方もたとえば総理大臣杯に優勝しても、このような数のメディアの方はいないですし、そこは今の現状をやっぱり変えたいという所があって、それを変えるためには勝ち続けて、「ああ、法政って強いんだね」「大学サッカーって強いんだね」というような話題性を作るというのが一番早いと思うんですけど、そこをやっぱり掴みたかった部分はありますけど、そこがちょっと、結果が全部出るので、内容どうこうじゃなくて結果なので、そこが掴み切れなかったので、もう一歩行ければまた違う状況になっていたと思いますけど、そこはまた今後、他の大学も含めて、そういうチャンスをモノにしたいという大学は多いと思いますし、今年はウチが出させてもらいましたけど、そういうチャレンジを大学サッカーは今後もたぶん続けていくことになると思います。

Q:良い勝負をされたと思いますが、セットプレーのリスタートやカウンターなど、一瞬のスキがプロと大学の差だというふうに感じられたでしょうか?

A:まあ実際にそこでやられているので、そこだとは思うんですけど、やっぱりそこをどれだけ、たぶん自分たちの良い状況も創れていた中で、そういう一瞬の所でスキを作らないで、スキを突いていこうというのは常々言っているんですけど、やっぱりちょっとした所で、そういう甘さがあるのかなという所で、そこも含めてまだまだ甘い所があるのかなという所なので、そこをまた修正していくと、また結果も含めて状況も変わるのかなと思います

Q:結果はともかく普通にはやれていたと思いますが、同じ土俵に立っている理由というのは、既にJに行くような選手もいる個の部分なのか、それとも組織だったり法政さん独自の取り組みでこういう所がうまく行っているとか、そのあたりはどういう部分でしょうか?

A:そうですね。まず個の所はウチはスカウトを置いていまして、ウチのOBなんですけど、月曜から金曜は社業をしていまして、土日で母校のためにしっかりとスカウティングしてくれている人がいるという所で、個の所で良い選手が来てくれるような状況はまずあります。やっぱりその中でもサッカーって日常の、日頃のトレーニングがすべてだと僕は思っていますし、そのゲームの中での、もちろん今日もファウルの状況もあったかもしれないですけど、球際の所であったりというのは、この天皇杯を通してしっかりと相手の人が「ファウルだろ」というぐらいの、そのぐらいの強度で日頃からトレーニングをさせていますし、ファウルを取らなかったりとか、そういうようなトレーニングを積んでいるからこそ、こういう場所でそういうちょっとした所でやられた部分はあるんですけど、全体的に見たらやれるシーンだとか、技術的にも判断したりだとかという所は、やっぱりトレーニングしていないとできない所だと思いますし、11人でサッカーするので、どこにポジションを取って、どういうスペースが空いてとかという所を意図的に、井上コーチも含めて一緒にサッカーの理解というのを深めながらやっているので、サッカーの質からしたら今日見てもらったらたぶんわかると思いますし、考えながらとか、(ボールを)大事にしながらとか、駆け引きをしながらという所はできたのかなと。

そこはたぶん日頃の、日常のトレーニングの所が、こういうピッチでできるような状況になると思いますし、会場の雰囲気というのは大学サッカーで創り上げられないものがあるので、そういった所も含めてちょっとフワッとなっちゃうとか、コミュニケーションが取れなかったりというのはあると思うんですけど、そこはまた... え~ それはどうしたらいいのかな?その環境はなかなか難しいですけど(笑)、そういう中でサッカーをするのはなかなか難しいですけど、そういう所に行ってしっかりとできるようにという所の準備は、大学サッカーの指導者の方はみんなしていると思いますし、それが内容の所では日常の所が出ているのかなとは思います。

Q:メディアがこれだけ集まることや、Jリーグのクラブと対戦できることも含めて、この大会での躍進自体が大学サッカー全体にもたらした影響はいかがでしょうか?

A:そうですね。僕はまだ年齢的に低いので、大学サッカーを代弁するような立ち位置ではないと思うんですけど(笑)、そういう大学サッカーを凄く今までも創り上げてきていただいた指導者の方々が、こういう大学サッカーのアピールできる所で勝てるような雰囲気を、今日も試合前に他の大学のスタッフから「頑張ってくれ」みたいな感じで話を戴きましたし、この大会は凄くそういった意味でいろいろなカテゴリーの、JFLのチームとかJ3J2J1とあると思うんですけど、そこでチームの存在というのをアピールできる凄く大きなチャンスの大会だと思うので、下のカテゴリーのチームは本当にモチベーション高くなると思いますし、上のカテゴリーのチームはやりづらさがあると思うんですけど、逆にそこのやりづらさというのも含めて、サッカーのチームって勝ち切らないと強いチームってならないと思うので、そこをウチもリーグ戦で力があると言われている中で勝ち切れないので、何とも言えないんですけど(笑)、そういう格下が一生懸命やってくる状況を打ち負かすチームというのが本当に強いチームだと思うので、この大会はそういった意味でいろいろな角度から見ても面白味がある大会なのかなとは思います。

以上です。

土屋

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