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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
NACK5スタジアム大宮で行われた
2019 明治安田生命J2リーグ第18節の
大宮アルディージャ×FC岐阜は
2-1で大宮が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
大宮・高木琢也監督のコメントです。
(大宮・高木琢也監督)
あの、そうですね、残り時間で逆転する試合が何試合だったかちょっと忘れましたけど、とにかくこういう天候の中で応援に駆け付けてくださったサポーターの皆さんに大変感謝したいですし、最後までちょっとハラハラさせるようなゲームになってしまいましたけれども、本当に選手たちも最後までよく頑張ってくれました。
なかなか今日のゲームは相手が現在最下位というチームなので、少し気持ちに綻びというか、緩みというか、そういう部分というのは少し出るかなと思いましたけれども、実際にはそういった部分というのはあまり感じなかったんですけど、ただ、怖いもので得点というものが、大きな財産を得た時にそれまで苦労していたことを忘れてしまうというようなゲームになったのかなというふうに思います。要するに、1点を取って少し気持ちの方が楽になったのか、それとも「なんだ、コレだったら行けるよね」というふうに思ったのかわからないですけれども、若干攻めてはいましたけれども、本当に点を取るためにという所でどうだったかというのは、少しクエスチョンだったと思います。特にボールを奪った時の、ボール奪取した時に1本通す、それからそのボールを繋げていくということが相手のプレッシャーによって阻まれていく中で、相手のリズムになっていったというふうに前半は感じました。それから、そういう中で相手もプレッシャーをかなり掛けてくるようになりましたので、そこに対してちょっと我々としては困ったかなというふうに思います。
後半はそういう状況も選手たちに伝えて、もっと早く準備をするということを伝えながら、代わりに入った選手も含めて、また最後に得点を決めた三門(雄大)に関しては。本来やったことのないポジションで最後までやってくれたということも、非常に我々としても収穫が大きかったし、彼自身も非常に良かったと。もちろん得点も決めてくれましたし、良かったというふうに思っています。今日の課題はプレーの中の問題ではなくて、やっぱり点を取った後、今日は取った後の問題でしたけれども、取られた後も「じゃあどうなんだ」ということも含めて、やっぱりサッカーというのは得点が入った時ほどゲームは動きますし、そこからどういうふうに戦っていくかということが非常に大事なモノだと思います。なので、選手たちは良い経験をしてくれました。できるだけチャンスに決められるように、僕も厳しく指導したいと思います(笑) 以上です。
Q:奥抜(侃志)選手が2試合連続でゴールを決めましたが、今日の彼の評価はいかがでしょうか?
A:そうですね、点を取ったことはやっぱり一番の彼にとっては収穫だというふうに思います。それと、彼にとっては今ピッチに立ってプレーすることはすべて収穫だと思うんですよね。前節とはまた違うタイプのディフェンス、違うチームと戦っていますし、そういう中で自分の良いプレーがどうやって出せるのかなということも、たぶん彼は考えながらやってくれたというふうに思いますし、うまく行かない所もたくさんありましたけど、でも、うまく行く所もあったと。そういうのをどんどんどんどん考えて、プレーして、考えて、というその繰り返しの中で、"奧抜侃志"というのはもっとできてくるのではないかと思いますので。若い選手に点数を付けるということは僕はできないと思いますし、もっともっといろいろなタイプのディフェンスの選手と対戦することで、彼の持ち味を磨けるということもありますので、良かったというふうには思います。
Q:後半にバブンスキー選手と大前(元紀)選手を入れて、布陣を3-4-2-1にした狙いと、代わりに入って得点に絡んだバブンスキー選手と小島(幹敏)選手と2人の評価を教えてください。
A:2枚交替というのは、うーん、そうですね、なぜ2枚交替をしたかというのは自分でもわからない所もあるんですけど。いや、まあそれは冗談ですけど(笑)、たぶん後半15分を過ぎていたと思うんですよね、確か。15分を過ぎた状況の中であまり変化が得られなかったので、「ここで1枚1枚チマチマ替えていっても、たぶんそんなに大きな変化はないだろうな」と思ったので、だったらちょっと疲れもあるような所もあったので、そういった選手と、バブンスキーと元紀を入れることでボールは絶対に収まると、で、それまでのゲームで言うと後ろに少し重かった球出しを、もっと前にポイントを作れるということが自分の中にありましたし、あの時間からはかなり押し込んでいかないと得点を取ることも非常に難しくなるだろうなと思ったので、とにかく2枚替えをして自分たちのペースを即座に作るというのが狙いとしてありました。それはもう狙い通りにやってくれたと思います。
得点のあそこは(小島)幹敏が再三ボックス内に、インサイドポケット、ニアエリアに入って行きながらチャンスを創ってくれましたし、あの得点シーンも本当はバブも打っても良かったと思うんですけど、あのへんがアイデアというか、インテリジェンスだと思うんですけど、あそこをスルーして三門に決めさせたという。たぶん三門の方がポジション的には良い位置にいたんだと思います。そのへんはもう、僕もよくわからないです(笑)
Q:お話にあった三門選手のポジションなんですけど、あの位置に置こうと思った一番の要因は何だったのでしょうか?
A:(吉永)昇偉もなかなか頑張っていましたけど、やっぱり決定的な仕事がちょっとできなかったと。それで体力的にも疲れもあったので、一番はそれでしたね。で、三門は一度ワイドにも置いたことがあって、僕の中では一度経験したポジションはもうできるというふうに思っていますので(笑)、そういう意味でも彼の運動量も含めて必要だったということで、より元紀とか前の3人も前線でプレッシャーを掛けたりとか、何なら攻め残すこともできたし、そういう力があったので、経験は少ないですけれども、サッカーの経験値はたくさん持っているので、そこに賭けました。
Q:最後にあの位置に入ってくるというのもイメージとしてはあったのでしょうか?
A:最初に三門に「左のワイドに来るように」という話をして、ライン際に来た時に「ガンガン行っていいですか?」って言ったんですよね。「うーん、ちょっとガンガンというのはどうかな」と僕も思いましたけど(笑)、最後はやっぱり行ってくれたと思います。
以上です。
土屋
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