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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた
2019 明治安田生命J2リーグ第3節の
FC岐阜×ファジアーノ岡山は
2-1で岐阜が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
岐阜・大木武監督のコメントです。
(岐阜・大木武監督)
えーっと、なかなか思うように行かない所もあったんですけども、勝ち点3が取れたということは非常に良かったと思いますね。また、そっちからアプローチして、勝ったことは何でかという所からアプローチして、もう少し頑張って、次のゲームも勝てるように頑張りたいと思います。
Q:今日の前線からのプレスがハマった要因と、今日の試合の収穫と課題を教えてください。
A:プレスがハマった要因というのは、「いつもやってるから」と言うしかないですよね。もちろんプランはありますので、そこは。その通りやったこと。それから収穫ですか。収穫はやっぱり2点取れたこと。それから追い付かれても、もう1点取りに行けたこと。それから粘り強く守れたこと。課題は、もっと落ち着いてできるという気持ちはありますね。そのあたりはまだまだだと思います。
Q:もっと落ち着いてできるというのは、具体的に言うと後半の最後でしょうか?
A:そうですね。後半の最後じゃなくて、全体的にですね。
Q:開幕からルーキーをサイドバックに起用されていて、若くて可能性のある選手がたくさんいますが、大木監督がサイドバックに求めることはどういう所でしょうか?
A:まあ、正直サイドバックというよりも、全員に同じことを求めている。ただ、その中にポジションの特性があるのでね。そこに対しては、そういう特性を持った選手、まあ自分で思っている特性がどういうことかと言ったら、やっぱり攻撃ができること、守備ができること、と言えばもうそれは全選手に当てはまることで、なかなかそういうポジション別にというか、そこではうまく、こう話せないですけど、でも、やっぱりサイドバックにいる選手はライン際でプレーできる選手ですよね。そのスピード感もあったり、もちろん守備が強かったり、前に出れたり、戻せたりと。やっぱり言っていると「全部同じだな」という気がするんですけども、サイドにやっぱりスペシャリティというかですね、そこでプレーできる雰囲気と言ったらいいのかな。それを持った選手ですね。それが大切だと思いますね。まあ"やり慣れている"と言ってもいいのかな。はい。他の選手を持ってきてもいいけど、やっぱり真ん中でやっている選手がやってもなかなか難しい所もありますし。ただ、できないということはないと思いますんでね。そのあたりは、今言ったことで答えになったかどうかわからないですけど、すべてを求めている部分はありますね。
Q:今年のここまで試合に出ている大卒の3人は、監督からご覧になってどんな個性を持っていますか?
A:サイドバックをやっているだけのことはあって、ライン際でプレーできるということ。やっぱり真ん中よりどちらかというと、これはじゃあ「何でだ?」と言われるとよくわからないんですけど、サイドでプレーできる要因はあります。ポイントを持っていますよね。ただ、真ん中でプレーしろと言われてもできると思いますよ、たぶん。ただ、よりサイドでプレーした方がいい。それからもっと言えば、真ん中でプレーできる選手がいるから、「やっぱりオマエらはサイドでもう少し頑張ってくれ」という所もありますよね(笑) そういうあたりで、何と言っていいのかわからないですけど、サイドバックで獲った選手はやっぱりそれなりにプレーしているということ。そのあたりは非常に心強い。それは収穫ですよね。はい。
Q:聞き方は難しいですが、大木監督のご身内に不幸があったことで、純粋にサッカーに向かっているとは思うんですけど、もしかしたら選手の気持ちが今日の試合に現れたんじゃないかなと思うのですが、いかがでしょうか?
A:関係ないと思います。はい。関係あったら困ります。もっと言えば今日は選手が「喪章を巻かせてくれ」と。今、そういう話になりましたから話しますけど、それはお断りです。はい。関係ないですね、全然。全然関係ない。
Q:去年と今年では中盤の形が違いますが、ダイヤモンドでやっている今年の形がどれぐらい大木監督の思い描くイメージに近付いてきているかと、まだどういう所に課題があると感じてらっしゃいますか?
A:えーと、ダイヤモンドをやっているというのは、正直昔に戻ったような気持ちですね。そのフォーメーションは昔も4‐3‐3をやっているのを、昔の4‐3‐3とここに来ての4‐3‐3とはちょっと趣が違う。その中で、まあ、誰がワイドを取るかという所の違いだけで、どちらかと言うと真ん中とかボールサイドに人が集まるような状況を作っている。それは割と成功していると思います。ただ、その中でもうちょっと落ち着いてやれるというか、ちゃんと立てる所には立てていると思うんだけど、少しミスが出たりとか、何かちょっと慌てたりする感じがある。そのあたりをもうちょっと解消しないと、望むようなゲームができないかなというような気がしますね。
Q:頂点の所の選手が前に出ていくか、引くかの違いが、3トップか中盤ダイヤモンドの違いじゃないかなと思いますが、風間(宏矢)選手の流動性はいかがですか?
A:だから、本当だったら4‐3‐3で去年やっていた、一昨年やっていたと言ったら、"9番"とウチは言うんですけども、"9番"が落ちてきて、大きくワイドに張った2トップと。基本的にはそれと同じなんですよね。ただ大きく張った2トップが中に詰まっているだけで、今も風間宏矢は"9番"と言っている訳で、要するに中盤のダイヤモンドヘッドが"9番"という話にしている訳で、"10番"、"11番"が2トップ。そうすると落ちなくても人数はいると。かなり今日なんかそれで前半は良い感じは、やりそうな所はあったんですけど、どう考えたって4対2ぐらいで中盤は数的優位。それをそこに出せなかったり、それをそこでミスってしまったりという状況で、そこに来た時にはもう両サイドは、今言われたサイドバックですね。サイドバックが、外でプレーできる選手がどフリーになっている。ただ、そこにボールを渡さない。そこで渡す時にミスになってしまうと。そのあたりがうまく出てくると、もうちょっとスムーズに行けるかなという気がしますね。はい。あんまり言うとアレかな?(笑) でも、見りゃわかるよね。
Q:三島(頌平)選手がアンカー気味にポジションを取っていた中で、あのポジションを任せた意図と、アンカーの位置の役割を教えてください。
A:んーと、どちらかと言うとサイドバックがワイドを取るので、0コンマいくつか(何秒)は体重が後ろに掛かるかなという気がします。ただ後ろに掛かるだけじゃなくて、やっぱり前に出ていく力もないとダメ。三島も今日は何回か前に出ていっていると思いますけど、その時に誰が埋めるかというのもあるんですけど、スタートポジションとしたら三島は、(中島)賢星もそうですけど周りの選手を見れますよね。そうすると穴を埋めたりとか、自分が出ていかなきゃならない時に出ていけたりとか、そういう所で攻撃的というよりも、周りを見れて、そこに対してプレーできるという部分ではちょっと長けている所があると思いますんで、そのあたりではまあ「うってつけかな」という気がしますね。
Q:前半はダイヤモンドの裏のスペースを活用されて、ダイアゴナルに入られてシュートを打たれたシーンがあって、そこは三島選手が動いて落ちてくるのか、カバーするのかという所はいかがでしょうか?
A:違いますね。"7番","8番"ですね。だから、(宮本)航汰と(永島)悠史ですね。落ちるというよりも、例えば右サイドから攻められている時に、左の"8番"の悠史が、あの25番の久保田(和音)くんの内側に取るくらいのポジション、やっぱりちょっとそこまで行かなかった感じがしますね。そのあたりでちょっと後手を踏むという感じですね。だから、そのあたりはまだポジションとして慣れていないというか、まだこう、うまく行かない部分がありますね。
Q:イヨハ(理ヘンリー)の交替を2度準備するなど、プランが都度変わりましたが、相手の選手交替によって様相が微妙に変わるような試合だったのでしょうか?
A:後半に、割と落ち着かないというか、パワーもありますので、プレッシャーが掛からないと後半ですね、特に。2トップにボールが入っちゃったですね。その入った所で抑えられないというか、それはやっぱり一番の原因。その時にやっぱりさっき言ったように、うまく中に絞って中盤がセカンドボールを拾ったりとか、もし2センターバックが、なかなか難しいんですけども、止められないという所。それからもう1つは、レオミネイロが外に張り出して、中盤が入ってきた分だけ、1枚中盤が増えたような感じに見える。そのあたりをうまく拾えなかったというのが、まあちょっと押し込まれた感じがあるという気がしますね。
以上です。
土屋
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