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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

Jリーグレポート 2018年10月06日

J2第36節 松本×愛媛 試合後の松本・反町康治監督会見コメント

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サンプロ アルウィンで行われた
2018 明治安田生命J2リーグ第36節の
松本山雅FC×愛媛FCは
0-0のドローとなりました。
以下、試合後の記者会見における
松本・反町康治監督のコメントです。


(松本・反町康治監督)
え~、来週から毎日PKの練習をしようかなと思っています(ニヤリ) 2試合連続というのは長い経験でもあまりなくて、「サッカー王国ブラジルはどうなっているんだ」というふうに思いますけども、まあそれを抜きにしても、やっぱりゴールネットを揺らすことができなかったっていう試合だったかなと思います。


そんなにね、簡単に個人の力でウチは(点を)取れるような選手がいる訳ではないので、やっぱりチャンスを多く創った中で、というのは普段から話もしているし、やっているんですけども、ちょっと力んじゃって、という所からとか、まあ風もあるんでね、それも逆に拍車を掛けたのかもしれませんけども、まあ、ちょっとストレスが溜まるゲームだったかなというふうには思いますね。


まあ、あの、前半向こうが(最終ラインを)4枚にしてきたことによって、サイドに時間ができて、サイドで数的優位を創ったり、もしくは1対1、もしくは数的優位と言ったら2対1ですね、を創って、特に前半はチャンスを創れたんですけども、それは当たり前であって、システム上ね。どちらかと言うと近藤(貴司)も藤本(佳希)もあまり戻ってこなかったので、そこのリスクをしっかりと取りながら、数的優位を創っているんですけども、なんせ最後のクロスなり、合わせる所に合わせられないという所が露呈した部分もあると思いますね。例えば千葉さんとか、大分さんは、そういう所で最後でしっかり合わせて決められる力がある訳ですよ。マンチェスター・シティもずっとそういう練習をしているのを映像で見ても、やっぱり思いましたし、そこがちょっと足りないのかなっていうのは、こういう試合をやった後で感じましたね。


途中から向こうも3バックに変えてこられたら、もうまったくミスマッチにならなかったので、手も足も出なかったというのが正直な感想です。だから、「それを変えてくるだろうなあ」と思っていて、「その前に1点取れればな」と思ったんですね。そうしたら向こうも同じ形をやっていたら、たぶんもうそのまま終わってしまう、例えば1-0でウチがリードしたらね。だから、それまでに何とかしたかったというのが率直な所だったと思います。特にボールを奪ってからのカウンターも含めてチャンスは創れていましたし、特に相手陣内でね。で、逆に我々はリスクの管理をしながら、さっき言ったようにチャンスメイクをしたという意味でもほとんど、向こうはかなりカウンターのパワーがあるチームですんで、そこの所はうまく防げたかなというふうに思っています。


まあ、たくさん応援してくれたにもかかわらず、ため息で終わってしまう試合で、本当に申し訳ないと思っています。残り6試合になりました。最高勝ち点を取れるように、また週明けからやっていくしかないでしょうね。以上です。


Q:チャンスは相当多かったですけど、ペナの中でももう1回崩し切ろうとか、きれいにシュートまで行こうとし過ぎて、チャンスの割にはシュートに行った場面は決して多くなかったんじゃないかと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか?


A:まあ、そうかもしれないですね。ボールを前に運んで、最終ラインと勝負は何回かできているんですよ。ただ、その後のアイデアとか、あの、うーん、例えば打たせるような落としであるとか、例えばラストパスのスピード、コース、タイミングであるとか、そういうのがちょっと複雑だったかもしれないですよね。うーん、それは否めないと思いますね。だから、来週は少しそういうアタック&ディフェンスのトレーニングで、攻撃の方のクオリティを上げるようなこともやっていく、ビルドアップはそこまで結構良い形で運べていたのでね、そこは少し課題になるかもしれないですね。


Q:愛媛はコイントスでエンドを変えてきましたし、おそらく4バックも山雅用に用意してやってきて、途中から3バックに変えてと、0-0でしたけど、向こうとすれば対山雅が凄くハマって、山雅はそれを上回れなかったような印象もあるのですが、そのあたりはいかがでしょうか?


A:結果論から言うと、向こうのやり方がハマっているとはまったく思わなかったですよ。向こうがえらい戸惑っていましたからね。ビルドアップでも選手がどこかに行っちゃってたりしていたのもあったし、4バックも何回かゲームでやっていますけども、あの2人でたぶんやったことはなかったはずで、だからぶっつけ本番だったかもしれませんよ。まあ、そのバックグラウンドには愛媛さんも勝ち点がもう40を超えて、勝ち点を取ったので、もうある意味いろんなことをチャレンジできるような余裕があるという言い方になると思います。だから、そういう意味ではどちらかと言うと、良い緊張感で、今我々は1位ですんで、モチベーション的にはもう最高ですよね。で、この中でやれるというのは、何て言うのかな、その、彼らにとってはもう一番良い環境で、この試合を迎えたと思うんですよ。我々はどちらかと言うと、「○○しなくてはならない」というマストのアイテムが付く中で、向こうはそうでもなかったので、そういうチャレンジが逆にうまく行った部分もあるし、逆に悪くなった部分もあると。


だから我々としては、それはもう予想できていることだし、それはどうでもいいんですけども、やっぱり彼らの良い後半戦の流れにお付き合いしてしまったって部分があると思います。それはやむを得ないと思いますね。やっぱりPKも外してなかったら、もうちょっと(試合が)違う形になっていたと思いますよ。向こうもあんなふうにしてやってくるのを、早めに諦めていたかもしれないですしね。僕はもう前半で変えてくると思いましたから。でも、ウォーミングアップを見ても誰も(ペースを)上げている選手がいなかったので、「これで後半も来るのかな?」って。だったら、ウチの方でハーフタイムに話したのは、「4-4-2で来るのを前提に話をするよ」って言って話しましたけどね。その通りだったので、まあ、何だろう、「1つ取れればな」っていうのはありましたけど。


Q:手元の集計でコーナーキックが17本あって、山雅というチームにおいては、これだけあれば1本は決めておきたかったのかなと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか?


A:そうですね、まあ、おっしゃる通りで、じゃあその17本、僕は数えていないんですけども、ウチが触れたのも多かったですし、それからゴールネットを揺らすことができなかったと。向こうも高さ的にはそんなに優れている訳ではないと。野澤(英之)を高崎(寛之)に付けてきたのはちょっと驚きましたけども、少しボールの精度もというのもあったので、岩上(祐三)を入れた部分も正直あるんですけども、やっぱり今日はいなかった飯田(真輝)がいた方が良かったかもしれないですね(笑) 向こうも高さがなかったので、ディフェンスにおいては高い選手をあまり必要としなかったのもあるかもしれませんけども、攻撃でこれだけ本数が多けりゃ、確かにそうかもしれないです。


Q:攻撃がだんだん難しくなってきた中で、高崎選手を引っ張って、練習試合を経由していない永井(龍)選手をあの時間帯に入れた意図を教えていただけますでしょうか?


A:永井は今日はシャドーの形で入れましたけども、やっぱり1つチャンスを決める力、決定力が永井にはありますし、それはセル(ジーニョ)がないという訳ではないんですけども、可能性に賭けたということでしょうね。あとはちょっと石原(崇兆)がかなり前で走ったにもかかわらず後ろ(左ウイングバック)に入れて、少し足が攣りそうな感じもあったので、最後の1人はちょっと替えづらかった部分もあるので、ちょっと遅くなりましたけども、本来であればもう少し早く出したかった部分もありますね。


Q:前節、前々節と内容の違う引き分けですが、あえて収穫というと今井(智基)選手と永井選手がこういう中でプレーできたことかなと思います。今井選手の評価と、今日の守備の部分の収穫を挙げるとすればどういう所でしょうか?


A:まあ、急ピッチでね、途中から入って、特にディフェンダーはウチもかなりいろいろなチームの決まりごとがある中で、それをしっかり整理して、練習試合も何試合かやって、トレーニングでもしっかりやって、まあ「このぐらい力を発揮できるかな」と予想した通りのちゃんとしたプレーができたかなと思います。1対1でもね、やっぱりスピードがあるので、自信を持って対峙していたと思いますし、攻撃でも何回かチャンスを、彼も元々サイドバックの選手ですから、攻撃でチャンスメイクもしていましたし、なかなか他のクラブでチャンスがない所で、こうやって我々が(チャンスを)与えることができて、躍動感を持ってやったのは嬉しく思っています。これからも、まあ橋内(優也)もまた(警告累積が)リーチですし、ウチは飯田が必ずしもずっとレギュラーだということは、何もそんなことを話をしたことも1回もないですし、競争の中でこの6試合をやっていきたいなと。いろいろなことがまた起きると思いますからね。まあ久々の出場だったかもしれませんけども、本来ああいう選手だと足が攣るということが多いんですけども、冷静にしっかりとプレーできたかなと思っています。


Q:無失点でしたが、守備の部分はいかがでしたか?


A:そうですね、向こうがそんなに多くなかったですよね、チャンスメイクするのが。まあ特に前半はもう吉田眞紀人が引いてきて、ゼロトップどころか、両サイドも斜めに走ったのが2,3回ぐらいしかかなかったので、橋内は凄く暇だったと思いますよ、前半は。後半はやっぱり少しメンバーを替えてきて、結局その流れでずっと来たもんだから、今度は有田(光希)なんか出てきたら、もう典型的なトップだから結構危なかったですよね(笑) 「アレを最初からやられていたらどうかな」というのも少し考えましたけどね。まあ向こうには向こうの意図があったと思うので。


以上です。


土屋

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