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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
ケーズデンキスタジアム水戸で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第17節の
水戸ホーリーホック×大分トリニータは
2-0で水戸が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
水戸・笠原昂史、大分・竹内彬のコメントです。
(水戸・笠原昂史)
Q:ボールを持つ時間が長い中で、ゴールが入るまで我慢する展開だったと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?
A:ここ数試合は自分たちでしっかりボールを動かしていこうということでトライし始めて、それが良い方向に現れていると思います。でも、それ一辺倒にならずに、表と裏じゃないですけど、失った時にカウンターを受けることがあると思うので、そこをやらせないようにしっかりと声を掛けて、全員でできたかなと思います。
Q:前半は相手も無理に出てこない時間が続きましたが、あのあたりは持たされていたような所もあったのでしょうか?
A:僕は「相手が出てこないんだな」という感じでしたね。自分たちで動かしながら、もっとどこかでスピードアップとかして、攻めていければ良かったかなと思いますけど、天候的にも暑い中だったので、出てこないなら自分たちでじっくり動かしながらということで、特に問題はなかったと思います。
Q:最後は前田(大然)選手と林(陵平)選手が決め切りましたし、今シーズンは彼らのゴールも非常に多いですけど、2トップの存在は後ろから見ていても大きいですよね。
A:もう非常に後ろとしては助かっていますし、良いコンビになってきていると思うので、あの2人を含めて前線の選手が点を取ってくれることを信じて、僕ら守備陣の選手はしっかりゼロに抑えることを目標にやっていけている結果が、少しずつ出てきているかなと思います。
Q:そのゼロに抑えての完封勝利ということに関しては率直にいかがですか?
A:常に毎試合完封を目指してやっていますし、守備の人間として完封できたことは凄く嬉しいです。
Q:1点目が入った後はすぐに今瀬(淳也)選手を入れて5-3-2にして、2点目が入ったらすぐ5-4-1に形を変えていく中で、まったく安定感も崩れずに守備ができていたように見えましたが、そのあたりは積み重ねてきたことという感じでしょうか?
A:そうですね。チームが始動した頃から、4バックも3バックもどちらもチャレンジできるような準備はしてきていましたし、最初はちょっとうまく行かなくて苦労した時期もありましたけど、だんだん試合を重ねていくごとに、どっちのシステムでもしっかりやることが明確になったというのは、積み上げてきたものがしっかり出せているのかなと思います。
Q:相手のGKの上福元(直人)選手は市立船橋の1年後輩で、高校時代も一緒に練習してきた仲だと思いますが、対戦してみていかがでしたか?
A:単純にプロの世界に来て、相手のキーパーでしたけど、ピッチ上で再会できたことは凄く嬉しいですし、来週も先輩の村山さん(村山智彦・松本)とまた戦えるので、やっぱりイチフナ出身のキーパーがJの世界には多いですし、楽しみにしつつも絶対に負けないように、凄く良い気持ちでまた試合ができるかなと思います。
Q:上福元選手は後輩ですけど、そういう意味で負けられない気持ちはありましたか?
A:はい。それは凄くありましたね(笑)
Q:おっしゃったみたいにイチフナ出身のキーパーはJリーグにかなりいますけど、その理由って何か思い浮かびますか?
A:お互いレベルが高い中で切磋琢磨しながら、1つのポジションを高校時代に争っていたのが、凄く良い結果となって現れているのかなと思います。特別な練習があったかと言われれば、そうではなかったと思いますけど、もちろん良い指導者の方に恵まれて、自分たちが個々で頑張ってきた結果として人数が多いということだと思います。それは凄く嬉しいことですし、後輩たちの励みにもなると思うので、もっともっと増えてくれればまた面白いのかなと思います(笑)
Q:今は10試合負けなしですし、チーム的にも上位を狙える位置にいますが、そのあたりの手応えはいかがですか?
A:今日もそうですけど、前回の熊本戦も相手のミスに助けられた部分も多々あると思いますし、まだまだ完璧なチームにはなっていないと思うので、これからまだまだシーズンは続きますし、失速することなく、トレーニングからしっかり全員が意識高くやっていければ、本当に上を狙えるチームになっていくと思うので、満足しないで前進していくことが大事かなと思います。
(大分・竹内彬)
Q:悔しいゲームになりましたね。
A:そうですね。なかなか自分たちのやってきたスタイルを出し切れなくて、その中で自陣ゴール前のミスで失点して、自滅してしまったかなと思いますね。ただ、キャンプから積み上げていることは間違っていないと思っていますし、選手もそれを信じてやっているので、これからの練習でさらに積み上げていきたいと思います。
Q:前半は相手にボールを持たれる時間が長かったのは、ある程度割り切っていた部分もありましたか?
A:そうですね。少し水戸の前線の選手に対するスペースのケアだったりで、スペースを与えない守備をしていたので、少し後ろに重くなりましたけど、ウチのブロックの周りで回させる分にはOKというイメージでやっていたので、前半をゼロで終われたのは悪くなかったと思いますね。
Q:後半は決定機もありましたし、ゴールが入っていれば結果はわからなかったですね。
A:それで得点できていれば良かったですけど、仮に得点できなくてもしっかり後ろは粘り強く対応して、得点の機会を待つというゲーム展開に持っていけるようにやっていきたいなと思います。
Q:片野坂監督は会見の中で「このスタイルでやっていく上では、1点目のような失点はシーズン中に一度や二度はあると思っていた」という趣旨のことをおっしゃっていましたが、そこはやっぱりある程度仕方がない部分もあるという感じでしょうか?
A:あってはいけないことだと思いますけど、あそこでしっかり繋いでいくことによって、相手の逆を取ったりとか、引き付けたりという戦術を採っているので、しっかり教訓にしながら、出し手と受け手の関係だけではなく、もっと選択肢を増やすような動きを周りができるようになれば、もっとチームとして上に行けるかなと思いますね。
Q:J2に再昇格してきたチームということで考えれば、ここまでは悪くない結果のように外から見ると感じますが、ここまでのチームに対する手応えはいかがですか?
A:そういうふうにJ3から昇格してきたチームという見方をすれば、勝ち点は取れてきたのかもしれないですけど、もっと僕らは本当に上を目指していますし、やってきたことも信じてやっていますし、ポイントを取り切れなかった試合もたくさんあったので、しっかりこれから積み上げていきたいと思います。まだ一巡目も終わっていない段階で、夏以降に積み上げていくことでしっかりパワーアップできれば、最終的にも良い順位にいられるんじゃないかなと思っています。
Q:周囲は若い選手がだいぶ多いですけど、ベテランとしてチームを引っ張っていく意識もかなり強いですか?
A:変な気負いとかはないですよ。カタさんが掲げるこういうサッカーの中で自分自身も成長していきたいですし、チームの一員という意識でいますけど、周囲が若い分だけ今後の伸びしろもたくさんあると思いますし、楽しみではありますけどね。
Q:もうすっかりチームに溶け込んでいる印象を受けました。
A:まあ今年から移籍してきましたけど、本当にみんな優しく受け入れてくれて、今は何のストレスもなくできているので、あとは試合で結果を出すだけですね。今までは千葉でも名古屋でも自分より年上の選手もたくさんいましたけど、今は山岸(智)キャプテンと一緒に年齢的には最年長になるので、また今までやってきたチームとは違いますよね。いつまでもプレーもフレッシュでいたいですし、成長していきたいなと思っています。
以上です。
土屋
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