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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。
Shonan BMWスタジアム平塚で行われた
2017 明治安田生命J2リーグ第14節の
湘南ベルマーレ×アビスパ福岡は
0-3で福岡が勝ちました。
以下、試合後の記者会見における
湘南・曺貴裁監督のコメントです。
(湘南・曺貴裁監督)
お疲れ様でした。えーと、今日JリーグはJ2が唯一行われているプロのリーグということで、本当にミッドウィークにもかかわらず、たくさんのお客さんに来てもらったし、その中で去年2敗している福岡さんに対してどう戦うかということを、この短い時間の中で準備したんですけども、結果は0-3で残念な結果に終わりましたけども、今日は「もう勝ち点1じゃなくて3を狙いに行け」という所で、1でも我々にとってはそんなに悪い状況ではないですけど、選手にはそう伝えたので、勝ち点0のリスクを負いながら、3を目指していくという所で言うと、選手は良くやったと思います。
今日の前半は本当に僕が監督をしてからもベストなゲームだったかなというぐらい選手は躍動し、相手に何もさせなかった前半ですけど、サッカーというのは面白いもので、1つのFKから失点してしまって、少し相手が息を吹き返すというか。ただ、そういう展開も今まであまりなかったので、彼らは本当に成長段階の選手というか、プロとしてこれから強くなっていかなきゃいけない集団のチームだと思っている中で、強いチームというのはそこで1点2点入れて、あとはカウンターで3点目を取るという展開に持ち込めると思うんですけど、「まだまだ力が足りないな」と思うし、自分自身も力不足だと思いますし、やってきたこととかプロセスは本当に短い時間の間、福岡さんに対して準備してきたことを選手たちはしっかり遂行してくれたと思うので、それに関しては「良くやった」と言ってあげたいです。
内容が今日よりも全然悪いのに勝てた試合もあるし、良かったのに勝てなかった試合も監督経験の中でありますけども、我々のスタイルというのは日ごとに、週ごとに、月ごとに、年ごとに本当に進化していかなきゃいけないと思っていて、そういう意味では新しい湘南のサッカーというか、何を大事に、何を埋めていくかということに関しては、その一端は見せられたと思うし、これを結果に繋げていくのが僕の仕事だと思いますし、今日は本当に出た選手全員良くやったと思います。福岡さんは本当に個の力が凄くあって、ああいう少ないチャンスを決めてくるという所で言うと、見習わなきゃいけない所もありますし、悔しいですけども、また次に向かってやっていきたいなと思います。以上です。
Q:前半は凄く良いサッカーだったと思いますが、システムを4バックにしたことも関係しているでしょうか?
A:シーズンの途中なので、あまり詳しくここで話すべきことじゃないので、答えられないこともありますけど、ギリギリで答えるとしたら、今の記者の皆さんの質問自体が我々を苦しめている所もあるかもしれないですね。というのは、ドルトムントも3バックと4バックを併用しているし、ライプツィヒはずっと4バックでやってますけど、今の世の中は3バックでも4バックでも、2バックだろうが5バックだろうが、今いる選手の最大値を出すためにシステムというのはあるもので、僕は「今日は2バックだった」と言えるかもしれないし、「(最終ラインが)4人だった」かもしれないし、前線は5人だったかもしれないし、6人だったかもしれないし、7人だったかもしれないし、ということで言うと、相手は非常に守りづらかったんじゃないかなと。特に前半に関しては。ということなので、特にシステムが変わったからそうなったというよりも、我々の選手たちの良さが生きたからそう見えたという意味では、「システムを変えたから良くなった」という時代はもうとっくに終わっていると思います。だから選手の特徴とか、相手の噛み合わせで形というのは変わっていかなきゃいけなくて、我々としてはあれがベストの戦い方だと思ってやったので。ただ、最後のクロスの失点みたいに、当然真ん中を薄くすると、ああいうボールを簡単に上げられると失点するリスクは当然あるし、やらずもがなのFKで失点するリスクはあってやらせたことなので、結果として悪い方に出ましたけど、我々の成長段階では「1つ新しい自分たちが見つけられたな」ということで言うと、非常にポジティブかなというふうに思っています。
Q:試合が終わった後、選手たちには私たちに言ったような話をされたのでしょうか。また、選手はどういう反応を示されたのか、話せる範囲で教えてください。
A:一番は選手の感じなんですよね。やっぱり試合をやった後、いくら監督が「良かった」「悪かった」と言っても、選手が「いや、今日の試合は全然ダメだった」と思っていれば、当たり前だけど(言葉は)入らないし、僕は絵の才能はないですけど、絵を描いた人が本当に良い作品ができたということは、周りに認められて初めて実感があると思うし、それを自分で手応えがないのに周りが評価しても、それは本人としては、たぶん普通で言えば納得できないとか、そうだと思うんですけど、今日に関して言うと非常に手応えのあった試合だったと思います、選手にしては。「もったいなかったな」と。「俺があそこ決めてれば」というふうな所で言うと、福岡さんも先制点を取られたら一度も勝っていないんで、今年。喉元にナイフを本当に突き付けて、そのままというような展開になりそうだったので、それは残念ですけど、そういう意味の手応えはあったと思います。ただ、それに酔ってもいけないし、自分たちのスタイルの幅を、今日の試合をもってさらに進化させるというか、"ニュー湘南スタイル"を創っていかなくてはいけないなという気持ちでいます。手応えという言い方はおかしいけど、自分たちがどうしなきゃいけないかというその戦い方の幅は、確実に今日で広がったと思います。だから、相手チームに対しても我々が俗に言うカウンターとか、俗に言うバーッで行って、みんなでペナルティエリアに7人入っていくのが"湘南スタイル"みたいに言われる所から、やっぱり今の選手たち用にアレンジしたり、バージョンアップしたりしないといけないというと思う中で言うと、非常に手応えのある1日になったことは、僕も含めて間違いないと思います。ただ、当たり前だけど課題はあるし、そこに向き合っていかなければいけないなと思っています。
以上です。
土屋
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