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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2016年09月05日

天皇杯2回戦 アルビレックス新潟×関西学院大学 試合後の関西学院大学・森俊介、高尾瑠、米原祐コメント

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デンカビッグスワンスタジアムで行われた
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦の
アルビレックス新潟×関西学院大学は
5-3で新潟が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
関西学院大学・森俊介、高尾瑠、米原祐のコメントです。


(関西学院大学・森俊介)
Q:ゲームを振り返っていかがでしたか?


A:まず悔しいというのが一番大きいです。


Q:ゴールシーンはいかがでしたか?


A:いつもは僕が高尾に出して崩すという形だったんですけど、今回の得点の所は自分が高尾に当てて、高尾からスルーパスという所だったので、そこは「新しい形もできたな」という感想です。


Q:ゴールシーンは時間帯もあったと思いますが、かなりフリーでシュートを打てましたね。


A:そうですね。相手も多分疲れていたと思うので、あそこで走り勝てたことが得点に繋がったかなと思います。


Q:得点を取った時の気持ちはいかがでしたか?


A:2-3で負けていたので、このままだったら90分間で負けるという所で、とりあえず同点には追い付かないと勝ちはなかったですし、自分が取ってやろうと思っていましたけど、点が取れて良かったです。


Q:スタンドに行くのは決めていたんですか?


A:いえ、決めていなかったです。近かったので行きました(笑)


Q:結構ガッツポーズされていたと思いますが?


A:あれはちょっとイキりましたね、完全に(笑)


Q:高尾選手はオーバーラップもインナーラップもうまく使い分けている印象がありましたが、あれはかなり練習からやっている形ですか?


A:いえ、練習ではそんなにやっていなくて、試合を積み重ねてそういう形ができてきて、アイツが走る所に合わせるという感じですね。


Q:ゴールは全部関学の右サイドから生まれましたが、相手の左サイドの守備がウィークだというのはチームで共有していた感じですか?


A:いえ、そんなことは全然ないです。相手もJ1でプロなので、たまたまうまく行ったという感じでした。


Q:終盤はやっぱりかなりキツかったですか?


A:後半の80分を超えてからは足も攣ってきて、キツかったですね。


Q:延長の後半でも最後の最後までゴールを目指して飛び込んで行きましたね。


A:負けていましたし、点を取らないと勝てなかったですし、守備陣にはしっかり守ってもらっている分、前が点を取らないとダメなので、最後まで前に行こうと思っていました。


Q:J1のチームをかなり追い詰めたと思いますが、トータルでの手応えはいかがでしたか?


A:良い試合というのはできたと思うんですけど、そこで『良い試合』で終わってしまっていますし、去年も良い試合で終わってしまっているので、そういう意味では成長できていないとも思いますし、まだまだかなと思います。


Q:個人としては今後どういう所を目標にされていますか?


A:個人としてはJリーグ、プロの世界に入ってやりたいですね。


Q:その手応えが今日の試合で増したような所はありますか?


A:まだまだ相手の方が最後まで走れていましたし、技術の面でも相手の方が上手かったので、まだまだそういう所を上げていかないと厳しいかなと思います。


(関西学院大学・高尾瑠)
Q:ゲーム自体はいかがでしたか?


A:前半は結構うまく行って、攻撃も守備も切り替えが速くできていたんですけど、後半の15分くらいから足が止まって、自分たちのサッカーができなくなって、それで点を決められてしまったなと思います。


Q:個人のパフォーマンスとしてはいかがでしたか?


A:個人としても後半20分くらいから足が止まって、アシストはできたんですけど、そんなに良くなかったと思います。


Q:結果としてすべてのゴールをアシストしたと思いますが、それぞれを振り返っていただけますか?


A:1点目はいつも通りモリシュンくん(森俊介)から良いパスが来て、(青木)健登くんがマイナスに入ったのが見えたので、パスを出したら決めてくれました。2点目も1年の山本(悠樹)がメッチャ上手いので、しっかり決めてくれました。3点目はモリシュンくんとの関係性で、"十八番"みたいな感じで行けました。


Q:今日も全部自分のサイドを崩してのゴールでしたし、MIOの試合も2アシストされていましたけど、この大会を通じてもっと上のレベルでやれそうな手応えは掴みましたか?


A:通用する場面もありましたし、「まだまだだな」と思う場面もありました。


Q:どういう所が通用しましたか?


A:やっぱり中からオーバーラップしていくと、相手の選手も付いてこれないですし、それでクロスをマイナスに入れたらゴールも入ったので、そういう所は通用したと思いますし、ドリブルも結構通用するかなと思いました。


Q:新潟も試合前から「サイドからのインナーラップは気を付けないといけない」と言っていた中で、その中でも崩されたという感じでしたが、そのあたりは自信を持ってやれた感じでしょうか?


A:そうですね。ちょっと警戒されても3回目ぐらいまでは、「止められない」という感じまではいかないと思いますけど、「数回は行けるかな」と思っていました。


Q:外を回るオーバーラップと、中を上がって行くインナーラップは状況を見て使い分けている感じですか?


A:Jのチームとかは中から走ることに慣れていないので、最初は中から走れましたけど、大学とかだと結構警戒されていて、その時は「外を回ろうかな」という感じですね。


Q:個人としてはここからどういう所を目標にしていますか?


A:天皇杯みたいにJの強いチームとやることで、自分の力がどこまで通用するかということを考えていて、新潟に勝ってさらに強いチームともやることで、自分がどれだけやれるか知りたかったですけど、ここで負けてしまったので、これからのリーグ戦とインカレでは止められないような選手になっていきたいなと思います。


Q:鈴木武蔵選手に走り勝って、ボールを奪ったシーンがありましたが、あのシーンはいかがでしたか?


A:あの人、メチャクチャ速いんですよ(笑) でも、多分疲れていたのか油断していたから取れたんだと思います。スピードで勝ったという感じではなかったです。それもそうですけど、1回あった対人でボールが取れたのは「結構行けるな」と思いました。


Q:この2試合の天皇杯をやってみて、改めて収穫と課題を教えていただけますか?


A:収穫としては合計で5アシストができたので、攻撃の所は結構通用するのかなと思いますけど、MIO戦と新潟戦で全部で6失点していますし、しかも今日の4失点目は僕がコルテースに抜かれた感じでクロスを上げられてしまったので、守備の所では課題が残ったと思います。


Q:疲れましたか?


A:疲れました。こんな大きなスタジアムでやらせてもらって、雰囲気も観客の人がいっぱいいて、みんなもそうだと思うんですけど緊張していて、後半はその緊張とかもあって足が止まったのかなと思いますし、そうなってくると延長戦もキツかったかなと思います。いつもはみんなもっと走れる感じなんですけど、今日はそういう緊張もあったのかなと思います。


(関西学院大学・米原祐)
Q:今日のゲームを振り返っていただけますか?


A:自信を持ってしっかりプレーをすれば通用するなというのは凄く手応えとして感じましたし、得点の部分も自分たちの得意な形からの得点だったので、「自分たちのやってきたことが間違いではなかった」というのは凄く感じたんですけど、それ以上に相手の方が攻撃で上回ってきて、それを自分たち守備陣がしっかり止めきれなかったというのが、この負けの一番の要因だなと凄く反省しています。


Q:新潟は鈴木選手やラファエル・シルバ選手がまずは裏を狙ってきたと思いますが、そのあたりの対応はいかがでしたか?


A:鈴木選手が足の速い選手だということは知っていましたし、そこは凄く警戒して自分も入っていたので、裏の対応は守備陣で声を掛けてやれたと思いますが、それでもしっかり収められたりもしていたと思うので、そういう部分でまだまだ相手の方が上手だったのかなと思います。


Q:ラファエル・シルバほどのタレントはなかなか大学サッカーではいないと思いますが、改めて対戦してみて凄さを実感した所はありましたか?


A:そうですね。大学サッカーでは感じることのできない速さとかキレとかがあったので、そういう所で今回の試合で経験できたことを、次のリーグ戦やインカレに生かしてやっていかなくてはいけないなと感じています。


Q:守備陣として失点が多いのは納得できないと思いますが、90分間で考えると3-3でしたし、J1の主力級の選手が出てきた相手にこういうゲームができたということ自体の感想はいかがですか?


A:手応えというのは攻守ともに感じてはいたので、それを良いゲームで終わらせてしまったというのが今日の試合で、そこを良いゲームで終わらせないように、しっかり勝たないと勝負の世界では意味がないと思うので、しっかり勝つための力に足りない部分を探して、またリーグ戦に切り替えてやっていきたいと思います。


Q:「もっとやれる」と思っていましたか?それとも「この程度はやれる」と思っていましたか?


A:自分たちの目標としても「Jリーグのチームを撃破するんだ」というのを掲げていたので、そこの覚悟は絶対にブレることなくやってきましたし、その覚悟だけではなくて、自信を付けるためにも日々練習してきた所は、実際に凄く自信に繋がっているので、「やれる」という風に感じました。


Q:去年のチームが結果を出している中で、結果という意味ではここまで難しい時期を過ごしているかもしれませんが、キャプテンとしてここからチームをどういう風に持って行きたいと思いますか?


A:前期の悔しさがあったからこそ今があると思いますし、今日も結果だけ見ると何も残せなかったという所で悔しさが出てきたと思うので、その悔しさをまだ控えているリーグ戦に繋げていかないと意味がないと思いますし、そこはAチーム全員に言い聞かせて、また明日からしっかり取り組んでいきたいなと思います。


Q:勝敗は少し度外視して、こういうスタジアムでこういう相手と試合ができたということは、個人的に楽しかったですか?


A:そうですね。素晴らしいピッチで、相手の応援も凄かったですし、凄く良い環境の中で試合をすることができて楽しかったです。「こういう舞台でこれからも数多くプレーしたいな」と強く思ったので、そういう試合というのは全国が懸かった試合とか、そういう所でしか経験できないと思いますし、その舞台に立てるようにまたイチからやって行きたいなと思います。


Q:新潟にも同世代の選手がいたと思いますが、そういう選手たちと試合ができたことはまた刺激になりましたか?


A:特に前線の鈴木武蔵選手は自分と同い年なので、そこは「絶対に負けない」という所を凄く意識しました。


Q:終盤はやっぱり相当疲れましたか?


A:そうですね。前半の中で良い折り返しはできたんですけど、そこで後半に繋げる力をみんな残し切れていなかったのかなとも思いますし、そこは次の課題の1つに挙がると思います。やっぱり1試合通して戦えないと意味がないと思いますし、前半が良くても後半がダメだったら意味がないと思うので、そういう所もまた修正していきたいなと思います。相手も退場者を出していましたし、足が攣っている選手もいた中で、それは自分のチームだけではなくて相手のチームも同じ状況だと思っていたので、自分たちだけが疲れていた訳ではなかったと思います。


Q:来週からはリーグ戦が始まります。関西制覇を掲げていると思いますが、リーグ戦に向けての意気込みをお願いします。


A:目標としてリーグ優勝という所を掲げている以上は、それを本気で獲りに行かないといけないと思いますし、今はまだ自分たちのチームは何も結果として残せてはいないので、必ずリーグ優勝とインカレ日本一という所に、チーム全員で向かって行きたいなと思います。


以上です。


土屋

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