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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2016年07月25日

2016 プレナスチャレンジリーグWEST第15節 バニーズ京都SC×新潟医療福祉大学女子サッカー部 試合後のバニーズ京都SC・松田望、清原万里江、山本裕美コメント

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京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われた
2016 プレナスチャレンジリーグWEST第15節の
バニーズ京都SC×新潟医療福祉大学女子サッカー部は
1-0でバニーズ京都SCが勝ちました。
以下、試合後における
バニーズ京都SC・松田望、清原万里江、山本裕美のコメントです。


【バニーズ京都SC・松田望】
Q:ゲーム自体はいかがでしたか?


A:うまく行かない時間帯もあったんですけど、ディフェンスも耐えてくれて、最後にゴールが決められたので、勝つという意味では良かったんですけど、まだまだ攻撃の面でも守備の面でも詰めてやっていかないとプレーオフでは難しいので、そこは色々とできたこともありますし、できなかった反省点もいっぱいあります。これからプレーオフまではちょっと時間もあるので、修正できたらなと思います。


Q:できた所というのはどういう所ですか?


A:何本か良い形で崩せた所もありましたし、うまく守れた場面もあったので、それに関しては良かったんですけど、やっぱり焦ってしまったりした時は、攻守に渡ってうまく行かなった時間帯も多かったですね。


Q:新潟医療福祉大学の監督が、「ハーフタイムに修正して、後半は相手のやりたいことをやらせなかった」とおっしゃっていましたが、後半プレーしていてやりにくさは感じていましたか?


A:確かに「やり方が変わったな」とは思ったんですけど、うまいことハメられていましたね。その中でも落ち着いてやれれば、もうちょっとボールは回せたかなとは思います。相手が来るから、焦って出してハマっちゃうみたいなことが多かったので、もう1個いなせたりすれば簡単に外せるとは思うんですけどね。


Q:後半のうまく行かない時間帯は引いて受ける回数も多かったですね。


A:ちょっと縦へのパスが増えてきたので、「それはもったいないな」と思って、「もうちょっと下から創ろうかな」と思ったんですけど、あまり私と(澤田)由佳が下がっちゃうと前がいなくて、後ろでは創れますけど、ハメられてしまうので難しかったですね。もうちょっとバランス良くやっていけたらなと思います。


Q:途中から入ってきた選手がうまくキープしてくれた所から得点になったんですけど、そういう所は途中から入った選手のパワーも感じましたか?


A:途中から入ってきた子が積極的にボールへ絡んでくれたので、あそこに関しては良かったと思います。


Q:あのゴールシーンはシュートですか?


A:それねえ、シュートって言っておきます(笑) 昨日スーパープレー集の動画をたまたま見ていて、ブラジルの右サイドバックがああいうのを決めていたので、イメージだけはあったということも伝えておきます(笑)


Q:蹴る時にその動画で見た映像が思い浮かんだ感じですか?


A:多少なりとも。GKが少し動いたのは見えたので、「最悪でもどっちかに転べば良いかな」という感じで蹴りました。


Q:リーグ最終戦に勝ってプレーオフに臨めますね。


A:そうですね。勝ったのは大きいと思うんですけど、流れの中からなかなか得点が取れていないので、うまく崩せるようにもう少し連携を高めていけたらなと思います。


Q:レフティ特有の「サッカー楽しんでる感」がありますね。


A:ありました?やった!(笑) サッカーは楽しくやらないとですからね。


Q:「左足にはメッチャ自信あります」みたいな感じですか?


A:どっちかと言うと「右足に自信がないです」という感じです(笑)


Q:チームには大木武アドバイザーがいらっしゃいますが、大木さんの指導はいかがですか?


A:私、大木さんメッチャ好きです。「LOVE!LOVE!」みたいな感じです(笑)


Q:大木さんはどういう指導をされてらっしゃいますか?


A:「監督の言うことが一番」と言われているんですけど、攻撃の仕方も含めて練習中や試合中にちょっとアドバイスを良い風に言ってくれるので、そこはプラスに取ってやっています。言っていることがわかりやすいので、「ああ、それは採り入れよう」という感じで、スッと入ってきます。「ああ、なるほどな」って感じですね。


(バニーズ京都SC・清原万里江)
Q:今日のゲームはいかがでしたか?


A:最近はあまり点が決まっていなかったので、「早く1点取りたい」という気持ちはありましたし、ベンチからも声はありましたけど、急がずにしっかり繋いで、後半は「45分の中で1点取れたらな」という気持ちでやっていました。


Q:後半はなかなかフィニッシュまで行けないような時間が続いていましたが、CBとしてどういうことを考えながらプレーしていましたか?


A:後ろからもロングボールがちょっと多くなっていましたし、急がずにしっかり人数を掛けて崩すというのがウチの特徴だと思うので、体力的にもキツかったと思うんですけど、しっかりみんなで連動したプレーをと思ってやっていました。


Q:結構CBとは思えないような位置まで上がって行きますけど(笑)、ずっとディフェンダーをされていた訳じゃないですよね?


A:伊賀ではフォワードやボランチをやっていたり、サイドバックをやっていました。


Q:あのあたりの前に上がる時は、どういうタイミングを考えてらっしゃいますか?


A:今日前に上がって行ったのはインターセプトからという感じでしたけど、後ろが同数やったので最後は点が取りたくて、もう1枚のCBの石井(咲希)にも「チャンスがあったらどんどん上がって行こう」という話はしていたので、それでゴール前とかまで行っていました(笑) 本当はああやって前に上がって行くのが得意なプレーです。


Q:無失点に抑えたという部分の手応えはいかがでしたか?


A:何回かピンチはあったんですけど、前の試合も結構ゴール前で相手に付けていなくて、失点してしまったりしていましたし、今日もこぼれ球の反応だったり、落とされたボールへのロングシュートとかは相手に振り切られていたので、プレーオフに向けてはディフェンスライン全体でレベルアップしたいなと思っています。


Q:リーグのホーム最終戦でこういう勝ち方ができたのは非常に良かったですね。


A:ゴールの時間帯もギリギリやったので、失点ゼロで点が取れたというのはモチベーション的にも良かったですけど、まだまだいっぱい改善する所はありますね。思ったよりプレーオフまでも時間がないので、先週ぐらいからゴール前で同数でどうやって崩すかというのが練習でも結構増えてきて、プレーオフになったら守る時間も長くなると思うので、そこでしっかりと崩すことができたら良いかなと思っています。


Q:大木アドバイザーってどういう人ですか?


A:元気な方で、練習の盛り上げ役です(笑) たまに大木さんの練習もあるんですけど、メッチャ面白いです。練習の目的がわかりやすいですし、できている所とできてない所はハッキリ大木さんからアドバイスしてもらえるので、みんな楽しくやってます。


(バニーズ京都SC・山本裕美)
Q:今日のゲームはいかがでしたか?


A:全然思う通りにできずに、最近は立ち上がりの得点が少なくなってきていて、「立ち上がりで取りたい」という話はしていたんですけど、なかなか点が入らずに、焦っているつもりはないのに前に速くなってしまって、良いサッカーができなかった感じでした。最後の最後で点は取れましたけど、プレーオフに向けては修正点が多いなと思っています。


Q:最初の5分くらいは新潟に勢いがあって、今おっしゃった立ち上がりは良くなかったんじゃないかなと思いますが、いかがでしたか?


A:そうですね。入りでウチの何が悪かったかと言われたら、これが理由というのはないんですけど、それぞれのちょっとした気の緩みじゃないかなと思います。新潟は最下位で、私たちは勝っても負けても順位が変わらない、プレーオフが決まっているというこの状況で、リーグ最終戦という意気込みはありましたけど、やっぱり「どこかにそれぞれ甘さがあったな」というのは試合が始まって気付かされました。


Q:ちょっと悪い流れの中で声を掛けるような場面もありましたね。


A:バニーズの中心はやっぱり7番(澤田)と10番(松田)だと思っているので、この2人がどれだけ自由にできるかで決まってくると思いますし、この2人を自由にしつつも、言わなくてはいけないことはしっかり言いつつ、喝は入れないととは思っています。ベンチからの声も大事ですけど、中の声の方がみんなそれぞれ聞きますし、声は掛けてはいましたけど、この雰囲気と暑さと置かれた状況で、少し気持ちが弱かったなとは思います。


Q:中盤のトライアングルが攻守の生命線なのかなと思いましたが、7番も10番も前に行きたいタイプの選手に見えますけど、アンカーとしてはどういうことを考えながらプレーされていますか?


A:難しいと言われますけど、私は元々少し変わっていて(笑)、やっぱりサッカーをやっていたら「点を取りたい」とか「無失点に抑えたい」とか「裏に抜け出したい」とかみんな思っていると思うんですけど、私はセカンドボールを拾うことが大好きなんですよ。試合において、どれだけセカンドボールに先に触れるかとか、これは私の中で大事にしているんですけど、「サッカーはセカンドボールを制する者が試合を制する」みたいに言われたことがあって、私はずっとボランチをやってきたので、それはずっと意識してきました。やっぱりそこまで技術がない分だけ、7番と10番に自由にプレーしてもらうための泥臭い役というのは、元々自分でも好きなプレーなので、本当にその2人がどれだけ自由にできるかを考えていますし、2人が前掛かりになる気持ちもわかりますし、前掛かりになった方が点も決まりやすいので、そこを制限するのではなくて、もちろん要求はしますけど、それ以外でどうにかしようというのは常に思っていますね。今シーズンは松田望が点に絡むことが多くなっていて、それでも運動量が多いので守備まで戻ってきてくれるんですけど、やっぱり前でプレーして欲しいですし、自分でのゴールもありますし、アシストもできる選手なので、そこは気にはしていますね。


Q:逆に後半で攻撃が停滞してきた時に、松田選手が下がってきてボールを受ける回数が多かったと思いますが、そういう部分は感じましたか?


A:感じました。そうなると今度は出て行く選手がいなくなってしまうので、あまりさせたくはないですけど、そうやってリズムを作ってくれるので、それは制限するよりも自由にやらせてという感じで、特に松田と澤田に関してはそんなに要求しないですね。こちらが合わせる方が多いです。


Q:全然フラストレーションは溜まらないですか?


A:溜まらないんですよ、それが(笑)


Q:僕も30代なんですけど、失礼ながら山本選手も30代じゃないですか。ここまでずっとサッカーを続けて来られている一番の理由って何ですか?


A:私は25歳で1回現役を辞めているんですよ。それで25歳から27歳までの3年間は、地元の福岡で中高生の監督をやっていたんです。監督をやらせてもらって、本当に子どもたちが良い子で、何をやっても付いてきてくれるんですよ。私は"上手い下手"は関係なくて、"やらない"子が嫌いなんです。基準は"やるか、やらないか"なので、「やらないなら帰っていいよ」みたいなことを言っても、泣きながらでもやってくれていたこともあって、組み合わせも良くて全国大会にも行ってくれたんですよ。そういう時に「全国大会に行けたのも監督のおかげです」とか保護者の方にも言っていただいたりして、その期間があったから本当にサッカーを好きになったんですよね。だから1回辞める前より、今の方が凄くサッカーが好きなんですよ。「いつまで続けるんだろう」って自分でも思いますし(笑)、逆にわからないんですけど、そこの気持ちに関しては、言い方は悪いですけど「そこらへんの若者には負けない」というつもりはあります。監督をやっていた頃はグラウンドがなくて、公園でやったりしたこともあったので、この場でプレーできることとか、応援してもらえることが本当に嬉しくて、一番は「サッカーができるから」という所ですね。


Q:サッカーは最高ですからね(笑)


A:ヤバいですよね。本当にそう思います。色々なモノを教えてくれますよね。だからこそイライラすることもメッチャありますけど、それはみんな若いですから(笑) 「私も若い頃はそうだった」と思いながらやっています(笑)


Q:大木さんとスクールでご一緒することもあるんですね?


A:そうですね。スクールも月に3,4回は来てくれていますし、私たちの練習もたまに「今日のアップは大木さん」という日もあって、そういう時は持って行き方がうまいというか、「さすがだな」と思います。


Q:一度監督をされているからこそ、余計にそう感じるのかもしれませんね。


A:そうですね。でも、1回離れて戻ってきてからは「落ち着いたね」とはよく言われます。自分はそんなつもりはないですけど、試合の流れを読めたりとか、「今はこうした方が良い」とかというのはわかってきて、やっぱり若い頃はがむしゃらに、言われるがままにやっていた感じなんですけど、「1回落ち着こう」みたいな感じにはなりますね。


Q:それだけサッカーの面白さがわかってきちゃったら、一生辞められないじゃないですか(笑)


A:そうなんですよ。だから、ちょっと「どうしようか」と思ってます(笑)


Q:プレーオフに向けて、キャプテンとしてはいかがでしょうか?


A:いきなり技術は伸びないじゃないですか。私は今までに入れ替え戦を3回ぐらいやっていて、本当にアレって最後は気持ちだと思うんですよ。でも、そうなるとウチはちょっと弱い部分もあると思っていて、そんなに「がむしゃらに」というタイプのチームではないので。ただ、本当に最後の最後はそこだと思っているので、もう練習からバチバチやり合う所だったり、紅白戦の勝敗にこだわる所だったり、そういう所からみんながちょっとずつ変えていかないと、最後の最後に勝利の神様は来てくれないと思いますし、私にできるのはそういうことを普段からコツコツ積み重ねていくことだと思うので、それは声掛けだったり、自分がやることで見せたいなと思っています。


以上です。


土屋

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