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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
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JFL1st-第15節 ファジアーノ岡山ネクスト×ヴァンラーレ八戸 試合後のファジアーノ岡山ネクスト・牧内辰也監督、板野圭竜、田中雄輝コメント
mas o menosシティライトスタジアムで行われた
第18回日本フットボールリーグ ファーストステージ第15節の
ファジアーノ岡山ネクスト×ヴァンラーレ八戸は0-1で八戸が勝ちました。
以下、試合後のミックスゾーンにおける
ファジアーノ岡山ネクスト・牧内辰也監督、板野圭竜、田中雄輝のコメントです。
(ファジアーノ岡山ネクスト・牧内辰也監督)
Q:今日の試合を振り返って一言お願いします。
A:チャンスも創りながら、決めるべき所をなかなか決め切れず、リスタートから失点してしまって、選手がアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるような、なかなか思うような展開に持って行けなかったですね。リスタートで失点してしまって、ファーストステージの最後に歯切れの悪い試合になってしまったなという印象です。
Q:板野選手をフォワードで起用した意図を教えて下さい。
A:彼は元々前線の選手で高さがありますし、チーム事情もありますね。前線の選手がケガも含めて、いかに選手を使うかという中で出しました。高さがあって基点になるという所と、足元もそんなに悪い訳ではないですし、守備の所で意識が高いですよね。攻撃から守備の所の切り替えや守備の仕方には得るものがあったのかなと思います。今後続けていくかはまた別の問題としても、そういう良さは見えたかなと思います。
Q:ファーストステージは2勝でしたが、振り返ってみていかがでしょうか?
A:結果から言ったら2勝しかという所もあるんですけど、平均年齢も5歳以上違う対戦相手の中で、最初はフィジカル的にもやれるプレーは非常に少なかったですが、徐々にフィジカルも含めてやれることが増えてきて、できれば主導権を持ちながらゲームを進めて上回りたいなと思いながら、少しずつ形になってくる回数は増えてきていると思います。結果が出なくて残念なんですけど、そこは継続してゲームを支配しながらもポイントを取っていきたいと思います。
Q:すぐにセカンドステージが始まりますが、そのあたりはいかがですか?
A:ゲーム分析をしまして、チームとして強化していかなくてはいけない所を整理しつつ、6月と7月の暑い時期には走力も含めて我々が持っている若さという強みを生かして、よりアグレッシブなサッカーができるようにしながら、ポイントも付いてくるようなセカンドステージにしたいと思います。
Q:板野選手のフォワード起用は、8分に藤岡選手が抜け出したシーンで1つ当たった感じもありましたが、監督としてもあれは決めて欲しい所でしたね。
A:彼もなかなか今シーズンはオープンプレーの中から点が取れなくて、もがいている所なんですけど、ああいう機会に一歩踏み込んで欲しいなと。元々スキルのない選手ではないので、思い切りよくコースを突いて、チャレンジして欲しいなと思います。
Q:途中からはボールをずっと握っていたと思いますが、もう一手という所で崩し切れなかったような印象でしょうか?
A:そうですね。握っていたというよりも先にスペースを消されて、そこから入っていく所に1つ踏み込みが足りなかったのと、そこに人やボールが動いた所のコンビネーションの精度を高めていかないといけないのかなと。ケガ人もあってなかなか思うような組み合わせができない中でも、それでも高めていかないといけないかなと思っています。
Q:前半はアンカーの両脇はうまく使えていた印象もありましたが?
A:そうですね。ゲームの立ち上がりは必ずハイプレッシャーで、ロングフィードが多くなって、そのセカンドボールを拾い合いの時間が続くと。できればその時間帯で失点したくないんですけど、失点した直後に気落ちした所もありましたが、必ず間にパスコースができるというのはわかっていますので、できるだけボールを動かしてギャップと基点を創りながら、そこからの攻撃の組み立てと崩しというのを展開したいなと考えています。
Q:八戸の望月監督は「アンカーの脇をだいぶ使われたからボランチを2枚にした」とおっしゃっていましたが、その相手の采配は流れに影響した印象はありますか?
A:それよりもウチの選手はまだどうしても若いので焦ってしまって、中央、中央にボールを集めてしまうんですね。もう少し冷静に前半のように中、外、中と動かしながら、最終的にはゴールの所に入って来なければいけないですので、ディフェンスの目線を変えるというか、外すというか、中を使いながら外をもう1回使って、相手の目線がそっちへ行った時に今度は3人目が中に入ってくるというような形を創るために、もう少し我慢が必要だったかなと思います。むしろ自分たちで焦ってしまったことの方が大きいかなと思います。
Q:外を使うという意味では左サイドバックの田中雄輝選手にボールが入った時は、裏にも出せますし、サイドも変えられますし、僕は凄く良い選手だなと思ったんですけど、彼はチームのポイントになっている感じでしょうか?
A:そうですね。今日は特に両翼がキーになるという話をハーフタイムにもしていて、そこから攻撃を創って、3人目が出てくる動きと下りてくる動きと、逆サイドの選手の絡みとかがもう少し精度を合わせられるようになると楽しみかなと。そういう意味では左利きの選手ですから、今後も楽しみにしていきたいですね。
Q:今日ネクストの初めてゲームを拝見させて頂いて、2勝12敗のチームには全然思えなかったんですけど、何でこんなに結果が付いてきていないのでしょうか?今日みたいなサッカーはやれているけど、結果だけが出ていないという感じでしょうか?
A:比較的こういう内容が多いですね。最初はフィジカル面で持っていかれてしまうことが多かったんですけど、大崩れはそんなにしないチームなので、競り負けてしまうことが多いです。焦ってやってはいけないプレーをするとか、蹴っておけば良いのに無理して繋いでしまって、バックパスをかっさらわれて失点したりとか、そういう展開が多くて。ちょっとずつ減ってきたなという所ですけど、セットプレーも含めてゲームですので、全体の守備がポイントだと思います。
(ファジアーノ岡山ネクスト・板野圭竜)
Q:今日の試合はいかがでしたか?
A:勝てる試合だったので、勝ち点3をしっかり自分たちのものにして終わらせたいゲームでした。
Q:今日はフォワード起用でしたが、そのあたりはいかがでしたか?
A:2日前に結構急に言われたんですけど、自分のフォワードとしてできることは少ないので、それを100パーセントでやろうかなという気持ちでやりました。
Q:監督からはどのような指示が出ていましたか?
A:人数とかポジションの関係で、慣れていない所だったんですけど、ヘディングの競り合いだったり走る所だったりをできる所を100パーセントでやるということでした。
Q:ファーストステージはこれで終了ですが、少し勝率が良くないですね。
A:自分たちがやろうとしていることはハッキリしていて、結果を出すにはもうちょっとなんですけど、その"もうちょっと"を出すために選手たちで合わせていきたい所なので、セカンドステージで巻き返したいと思います。
Q:前半板野選手がヘディングですらして、藤岡選手が打ったシュートが結果的にこのゲームで一番の決定機だったと思いますが、あのシーンはいかがでしたか?
A:決めて欲しいですよね(笑)
Q:あれは持ち味が出たプレーなんじゃないですか?
A:そうですね。やっぱりディフェンスとしてヘディングは負けられない所ですし、空中戦は得意な所なので、あそこは強みだと思います。
Q:左サイドバックの田中雄輝選手が持った時は板野選手にもボールが入ってきていて、あそこはポイントだったのかなと思いますが?
A:そうですね。チームとしてもあそこを狙って、サイドを基点にしてのクロスもそうですし、今日はスリッピーだったのでそういう所を狙っていきたかったんですけど、まだまだ本数も少なくてチャンスを創れていなかったので、もっと基点を創れたらなという想いがあります。
Q:30分過ぎくらいからはずっとボールを持っていたと思いますが、あれは持たされているという感じでしたか?
A:そうですね。持っていたというより持たされて、うまく相手に回させられていたと思います。
Q:アンカーの脇を結構使えていた中で、相手が後半途中からドイスボランチに変えてきましたが、それでやりにくくなったような所はありましたか?
A:それよりは(田中)雄輝が持った所でやることは変わらなかったので、あとは結果を出して終わらせたかったなと思います。
Q:次もフォワード起用があったら、どういうプレーをしたいですか?
A:やっぱりやるからには結果を出して、点を取って力を証明したいなと思います。でも、まず第一にディフェンスとしてやる所は全部やってからだと思うので、ディフェンスとして試合に出ます!
(ファジアーノ岡山ネクスト・田中雄輝)
Q:ゲームを振り返っていかがでしたか?
A:自分たちの時間帯でボールを回せる時もあった中で、そこでどれだけ相手ゴールに迫れるかという回数が少なかったので、そこをもっと増やしていって得点に繋げられれば、もっと楽な試合や勝てる試合になったと思います。そこはもっとチームで意思疎通を図ってやっていきたいなと思います。
Q:途中からボールを握る時間が長かったと思いますが、左サイドでどういうことを考えながらプレーしていましたか?
A:前から相手も来たんですけど、僕や右も含めてサイドバックの位置は基点になれるので、僕はボールを受けて前に付けるということを意識してやっていました。
Q:今日は板野選手がターゲットとして前にいた中で、巻いて裏に落とすボールと単純に頭に当てるボールを蹴り分けていた印象がありましたが、そのあたりのバランスはどう考えていましたか?
A:(板野)圭竜が競り合いに勝てていたので、そこに早く当てて圭竜が競ったボールを拾ってというのが楽だったので、圭竜がいる間はそういうのを意識してやっていました。
Q:得点を決め切るという部分が課題として出てきている感じでしょうか?
A:ゴール前までは運べるんですけど、クロスを上げる時にどれだけ中に人数を掛けられるかを考えたら、そこはまだまだ少ないので、そういう部分はもっと増やしていきたいです。
Q:牧内監督は田中選手について「今日はポイントになっていて良かった」とおっしゃっていましたが、自身のパフォーマンスに関してはいかがですか?
A:基点になれていた部分は良かったと思うんですけど、もうちょっと攻撃参加も増やして行けたら、サイドからの厚みのある攻撃ができたんじゃないかなと思うので、後ろとのバランスもあるんですけど、そういう攻撃参加の回数も増やしていきたいと思います。
Q:やっぱり左足にはかなり自信を持っていますか?
A:クロスの練習も普段からやっていますし、そういう部分を普段から出せれば得点チャンスも増えると思うので、そこはもっと出していきたいと思います。
Q:今シーズンは加藤健人選手がトップチームでリーグ戦に出場しましたけど、それを見て感じる所はありましたか?
A:ちょうどその時に僕はケガをしていて、リハビリの前にテレビで見たんですけど、「ケガしている場合じゃないな」と強く思いましたね。「早く自分もトップに上がって、J2の舞台でゲームができるようになりたいな」とも強く思いました。
Q:自分がそういう舞台に少しずつ近付いているような手応えは、ネクストでの実戦経験を通じて掴んでらっしゃいますか?
A:手応えも感じつつはあるんですけど、最近トップチームとの紅白戦をやると、1つ1つのプレーとか細かい部分で「まだまだ差はあるな」と感じています。
Q:このスタジアムでトップチームの選手としてプレーしたいという気持ちも高まってきているんじゃないですか?
A:そうですね。やっぱり今は1万人近い方がトップチームの試合には来てくれるので、あの中でプレーしたいなと思います。
以上です。
土屋
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