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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
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北信越フットボールリーグ2016 1部第9節 JAPANサッカーカレッジ×坂井フェニックスサッカークラブ 試合後のJAPANサッカーカレッジ・野上毅監督、石塚功志、山城純也コメント
mas o menosJAPANサッカーカレッジグラウンドで行われた
北信越フットボールリーグ2016 1部第9節の
JAPANサッカーカレッジ×坂井フェニックスサッカークラブは
3-0でJAPANサッカーカレッジが勝ちました。
以下、試合後における
JAPANサッカーカレッジ・野上毅監督、石塚功志、山城純也のコメントです。
(JAPANサッカーカレッジ・野上毅監督)
Q:最初にゲームを振り返っていただけますか?
A:ちょっと色々なチーム事情もあって、半分ぐらいメンバーが変わっていたんですけど、その中で普段出ていないような選手がしっかり結果を出してくれたという所は、非常に良かったと思います。ゲーム自体は前半から積極的に行こうという話はしていて、ただちょっと行き過ぎて運動量が少し落ちたという所と、カウンターが結構ハマっていた所もあったんですけど、もう少し流れの中で自分たちがゆっくりリズムを創りながらやる時間帯も必要だったのかなという所は反省として残りましたね。
Q:前半の20分以降は相手にチャンスも創られていましたが、あのあたりはどのようにご覧になっていましたか?
A:どちらかと言うと普段から「まずはしっかり守備から入ろう」ということは言っていたので、攻め込まれてもそんなに慌てずにという意識は、選手の中にあったと思います。ただ、相手のミスに助けられた部分はあったので、そのあたりは改善しないといけないですね。
Q:後半の45分間はどういう印象でしたか?
A:得点自体は狙い通りというか、結構相手のセンターバックの所にスペースが空いてボールが入っていたので、そこからのコンビネーションで攻めようということで、狙い通りワンツーで崩して取れたというのは良かったですけど、「ちょっと運動量が落ちてしまったな」という所と「もっと点が取れたかな」という所と、やっぱり毎試合課題として出る部分で、良い所までは行くんですけど、最後にフィニッシュへ行くまでの精度をもっと上げないといけないとは思います。
Q:石塚選手は高校時代に拝見したことがあって、今日のゴールも素晴らしかったですが、彼に対する評価はいかがですか?
A:どちらかと言うとそんなに体も大きくないですし、ずば抜けた特徴がある訳ではないんですけど、ディフェンスと中盤の間の嫌な所でボールを受けて、そこで前を向いてチャンスメイクという部分は一番できる選手です。ただ、高卒1年目ということもあって、フィジカルとか体の所で苦労している所はあると思います。そこがもっと良くなってくれば、もっと面白い選手になれるというか、将来上に行くような選手になるんじゃないかなと思います。チームメイトにも物怖じせずに言うことは言えますしね。
Q:山城選手はかなり経験豊富な選手だと思いますが、彼がいることはチームにとってやはり大きいですか?
A:そうですね。派手な選手ではないですけど、チームの中では一番運動量がある選手です。個人的にはもう1つ前で使いたいんですけど、チーム事情もあってボランチで使っています。経験もありますし、攻守において絶対に欠かせない存在ですね。
Q:チームビルディングの部分をお聞きしたいのですが、練習は毎日行ってらっしゃるんですか?
A:そうですね。月曜日が休みで、火曜日から土曜日まで練習して、毎週日曜日に試合をしています。
Q:若い選手たちはJAPANサッカーカレッジに通っている学生なんですよね?
A:はい。今日も半分ぐらいの選手は学生で、それ以外は学校の教務助手という形で、学校と契約してサッカースクールをやったり、スポンサーの会社で働いたりとか、そういったことをしながら練習しています。あとは全部で5チームのカテゴリーがあるので、社会人チームの中では恵まれている方だと思います。食事も学校で摂れますしね。環境面は良いと思いますけど、逆に良過ぎることで甘えてしまう部分もあるかもしれません。やっぱり地域リーグの選手というと働きながらの中でやりくりしながらやっている選手が多いので、やっぱりハングリーな選手が多いですし、そのあたりの所は良い面もありますし、逆の面もあると思います。
Q:チームの目標としてはどういう所を掲げてシーズンを戦ってらっしゃるのですか?
A:学校自体の目標でもありますけど、トップチームに関してはJFLを目指してやっています。ただ、学校のやり方として学生と外から呼んでくる選手をミックスしている構成上、強化の仕方というか、チームを創る上で難しい部分もありますし、私個人としては外から来た選手を何とかここからステップアップさせてあげたいというのもあるので、選手も変化していくんですよね。本来であれば長い目で見ても学生は良いんでしょうけど、実際は1年1年勝負しながらというか、私もここで監督をするのは4年目なんですけど、そういう難しさがある反面、色々な楽しさもありますね。
Q:僕は初めてホームゲームに伺ったんですけど、学生主体でゲームが運営されていて、フェアプレーフラッグが入ってきたり、選手交替時にアナウンスがあったり、ヒーローインタビューがあったり、なかなか地域リーグでここまでやっている所は多くないんじゃないかなと思いましたが、ああいう部分は監督としてどういう風に感じてらっしゃいますか?
A:今日はここから10分くらいの所でなでしこチャレンジリーグの試合もやっていて、そっちの運営もやっているので、いつもよりは人数も少なかったんですけど、もう試合をする側としては、地域リーグならではの"手作り感"というのがあって、運営も含めてチームだと思うので、ああいうのがあるのとないのでは選手の試合に懸ける意気込みも違ってくると思います。
(JAPANサッカーカレッジ・石塚功志)
Q:2ゴール1アシストと結果の出た試合でしたが、どういう90分間でしたか?
A:点を取れたことは良かったですけど、途中から守備の時間が長くなって間延びしたリ、セカンドボールを拾えなかったりで苦しい部分も多かったですね。ただ、3点目を取れたのが一番大きかったと思います。
Q:そうすると内容的にはあまり満足のいかない感じですか?
A:そうですね。もっと自分たちで支配してやっていきたかったですね。
Q:1点目はPKのこぼれによく詰めていましたね。
A:もうアレはいつも練習から右に蹴っていたので、こぼれてくるなら右かなと思って走ったら、たまたまこぼれてきました(笑)
Q:2点目は綺麗な形で入りましたね。
A:あまりゴールは見ていなくて、ディフェンスが来ていることだけわかっていて、そのディフェンスの股を狙ったらたまたま良い所に行っちゃいました(笑) 相手にだけ当てないようにして股を狙ったら良い感じに入ってくれました。もうシュートしか考えていなかったです。
Q:3点目のアシストもワンツーで綺麗に崩しましたね。
A:最初にパスをもらった時にボールが結構遅めに出てきて、相手に囲まれたので迷ったんですけど、「スペースに落とせばいいかな」という感じで、ループで落としたら良い所に行ったので良かったです。
Q:2ゴール1アシストという結果に関してはいかがですか?
A:最近は全然結果を残せていなかったので良かったです。フォワードなので点を取りたかったんですけど、なかなか入らなかったので今日は良かったと思います。
Q:開志学園JSCを出て、今はJAPANサッカーカレッジの学生ということなんですよね?
A:はい。最初は大学に行こうと考えていて、関東1部のチームのセレクションも受けたんですけど、そこには受かることができなくて、ここに来たという感じです。
Q:今日のプレーを見ていると、十分このリーグでやれている手応えを掴んでいるような印象を受けましたが、実際にご自身としてはいかがですか?
A:やれないことはないですけど、まだまだという感じです。1つ1つのプレーの質を上げていくことだったり、フォワードでやるんだったらもっと点を取っていかないといけないですね。それからではないと「やれる」とは言えないと思います。
Q:学生をやりながら社会人チームでプレーするという生活はいかがですか?
A:家もここから近いので、この生活にも慣れてきて苦ではないですね。
Q:ここからの自分という部分で思い描いているイメージはありますか?
A:やっぱりできるだけ早く上のステージでやりたいなと思っていますし、そのためにはもっと結果を残さないとダメだと思っています。そのためにも1つ1つのプレーの精度を上げて、ゴールやアシストをもっともっと増やしていきたいですね。1試合に1点は取りたいなと思います。
(JAPANサッカーカレッジ・山城純也)
Q:今日のゲームを振り返っていただけますか?
A:先制点を早く取れたというのが大きかったですね。そのままの勢いで前から行けたら圧倒できたかなと思いますけど、1点取ったこともあって守りに入ってしまったかなと。そこで相手に攻撃を創られる時間帯が多くなってしまったかなという感じです。
Q:20分過ぎぐらいからは相手に押し込まれる時間が続いたと思いますが、あのあたりはプレーされていていかがでしたか?
A:相手のパターンでサイドからのボールをフリックでフォワードに当てるというのが結構あって、そこへの対応があまり良くなかったので、そこをもっと早く修正できたら良かったんですけど、何回もそこでやられてしまって、相手もそこで行けるなという感じにさせてしまったのが良くなかったですし、そこのプレッシャーをもっと強く行かせられれば良かったかなと思います。
Q:全体的な内容としては不満の残る感じですか?
A:そうですね。もうちょっとボールの所にプレッシャーを掛けないと、ああいう風に簡単にやられてしまいますし、それに対する後ろの準備も遅かったかなと。ボランチの挟みに行くタイミングも含めて後手後手になってしまった時間帯があったので、そこをもっと個人個人で言い聞かせてやらせないといけないなと思います。
Q:後半にヒールでラストパスを出したシーンがありましたが、アレは狙い通りですか?
A:そうですね。僕の所に入った時にディフェンスラインが全部下がったのが見えていたので、「スルー」という声も聞こえたんですけど、横に出した方が打ちやすいかなと思ってヒールで出してみた感じです(笑) 感覚ですね。
Q:ああいうプレーはご自身としても得意なプレーですか?
A:そうですね。見えていたらそういうのもしていると思いますけど、見えなかったらしないですよ(笑)
Q:「プレーに余裕があるなあ」というのは外から見ていても感じますが、そういう部分はプレーされていて感じてらっしゃいますか?
A:ボールが前に入ると攻撃が全部速くなってしまうので、どこで落ち着かせるとなったらやっぱりボランチの所で落ち着かせないとダメだなというのがあって、そこでゆっくりする所と速くする所を考えてやっています。
Q:先ほど野上監督は山城選手に対して「もう1つ前で使いたい」ということをおっしゃっていましたが、ご自身としてはポジションに関してはいかがですか?
A:今年も何試合かは途中から前に出たりということはあるんですけど、基本的には縦に急ぐチームなので、そこでリズムを変えるために自分がワンテンポずらす動きをするとか、そういうことはポジションに関わらず考えています。相手の間、間に入ったりという動きですね。昔からそういう感じのプレースタイルというか、小さいので相手に当たられたくないですし、そういうポジション取りをして、相手が寄ってきたら簡単にはたいてもう1回もらうとか、そういうことを意識しています。
Q:このチームだと一回りくらい年齢の離れた選手も結構多いと思いますが、そういう部分でのやりやすさややりにくさはありますか?
A:それはどちらもありますけど、今はボランチでやらせてもらっていて、自分がやりやすくするというのもあるんですけど、どれだけ周りがやりやすくできるかということも考えながらプレーはしているつもりです(笑)
Q:それは色々な経験を経て、そういう境地になってきたという感じですか?
A:そうですね。たぶんそうだと思います。
Q:このクラブでの在籍は3年目だと思いますが、このJAPANサッカーカレッジというクラブでプレーしているということに関して、ご自身は率直にどう捉えてらっしゃるんですか?
A:率直にここはJFLを目指してやっていますし、できるならその上のステージでもやりたいというのはありますけど、まずはこのチームでJFLに上がれるように、自分がしてきた経験も伝えて、周りの選手も底上げできればいいとは思っています。
Q:やっぱりここまで続けられているということは、サッカーがメッチャ好きという感じなんですよね?
A:そうですね。他のことができないというか(笑)、違うことをやっている自分のイメージが湧かないです。できる限りは選手をやりたいなと思っていますね。
Q:サッカーだけでお金をもらっていた時代と、それだけではない時代が混在しているここ数年だと思いますが、サッカーへの想いは尽きないなという感じですか?
A:そうですね。ふと「しんどいな」「やめようかな」と思う時もありますけど(笑)、やっぱり結果的にサッカーをやっていたら、しんどい時もありますけど、楽しい時も全然こっちの方が多いですし、結果的にできる所までやりたいですね。
Q:外から見ていると「十分やれてらっしゃるな」と思いましたが、ご自身としてもそういう手応えはもってらっしゃるんですよね?
A:そうですね。まあ練習試合とかでJ3のチームとかとやらせてもらう時でも、やっぱり「まだ負けたくない」とは思いますし、そういう相手と試合をすると「上のステージでやりたいな」という想いが出てきますね。
Q:何となくどれくらいまでサッカーをやりたいなというような目標はあるんですか?
A:とりあえず体が動くまでというイメージではいます。何歳とかじゃなくて、やれる所までという感じですね。
Q:最後に今まで在籍されてきた各クラブのサポーターの方に向けて、メッセージがあればお願いします。
A:気にして下さっているサポーターやファンの方もいらっしゃると聞いていますし、今はJAPANサッカーカレッジで元気にサッカーをやっているということを伝えられたら良いと思います。今日も鳥栖の時のサポーターの方が応援しに来て下さっていて、年1ぐらいでいらっしゃって下さるんですけど、本当に感謝ですね。僕を応援して下さっている方がいるので頑張りたいと思います。
以上です。
土屋
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