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J SPORTSのサッカー担当がお送りするブログです。
放送予定やマッチプレビュー、マッチレポートなどをお送りします。

その他の試合レポート 2016年06月27日

北信越フットボールリーグ2016 1部第9節 JAPANサッカーカレッジ×坂井フェニックスサッカークラブ 試合後の坂井フェニックスサッカークラブ・花岡靖則監督、田中大樹コメント

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JAPANサッカーカレッジグラウンドで行われた
北信越フットボールリーグ2016 1部第9節の
JAPANサッカーカレッジ×坂井フェニックスサッカークラブは
3-0でJAPANサッカーカレッジが勝ちました。
以下、試合後における
坂井フェニックスサッカークラブ・花岡靖則監督、田中大樹のコメントです。


(坂井フェニックスサッカークラブ・花岡靖則監督)
Q:ゲームを振り返っていただけますか?


A:簡単に言うとウチが点が取れなかったということに尽きるかなと。向こうは点を取ったので。サッカーはそこですからね。点を取るか取らないかの差が出た試合だったのかなと思います。中身はウチも良かったなと思いますし、中盤もウチが先手を取っていて、その部分は良かったんですけど、フィニッシュが...(笑) JAPANのGKもポジショニングが良かったですけど、あれだけチャンスがあったので、あそこで1点か2点ぐらいは取りたかったなという感じですね。


Q:おっしゃるように十分チャンスは創っていたと思いますが、あれぐらいのチャンスは普段のゲームでも創っている感じですか?


A:そうですね。今年は良い選手もいるので、そういう形も出ているんですけど、いかんせんウチのフォワードのシュートが... 西村が1点でも取れればチームの状態もガラッと変わるんですけど、まああとは練習しかないです。


Q:立ち上がりは押し込まれたと思いますが、20分過ぎぐらいからかなり押し返していたように見えました。前半の中での変化はベンチでご覧になっていて感じられましたか?


A:PKを取られるまでは中盤のラインが下がり過ぎていたので、それで押し込まれた上にファウルしてしまったんですけど、「ラインを上げなさい」と言ってからは少し良くなったかなと思います。少し冷静になってポジション取りも良くなって、ボールが落ち着いた所もあったと思います。ただ、以前はJAPANとやっても歯が立たなかったので、それを考えればパスやトラップを練習している成果が一応出ているのかなと思いますね。


Q:そうすると今シーズンのここまでのチームづくりに関しては、手応えを感じてらっしゃる感じですか?


A:今年は良いと思います。ただ、結果がちょっとみたいな(笑) 前回もサウルコス福井に引き分けたゲームも、その前にFC北陸と引き分けたゲームも、内容は良くて点が取れないというゲームが続いているので、もう我慢ですよね。でも、本人たちもわかっているので、普段のシュート練習がまだまだ甘いのだと思いますし、いつも「練習で出ないことは試合でも出ない」と言っているので、またそこを意識しながら練習させるしかないですね。


Q:先ほどおっしゃった「今年は良い」というのは駒が揃ったということですか?それともチームとしても強化し始めている所があるということでしょうか?


A:僕はサッカーというのは相手の逆を取ったり、裏を取ったりして、いかに背後を取れるかだと思っていて、そこをみんなにずっと何年も掛けてやってきているので、ボールを動かしながらやりたいというスタイルが徐々にちょっとずつ浸透してきて、それを見てサウルコスからこっちへ入ってくる選手もいるんですよね。入ってきた選手に聞いても「面白いサッカーをしているから魅力がある」と言ってくれていますし、元々いた選手もそういう風にやるというのは知っていますから、そのおかげもありますね。


Q:選手のプロフィールを見ると丸岡高校出身の選手が多くて、僕は棗(佑喜)選手を見たかった所もあったんですけど(笑)


A:棗は今週の練習中に捻挫しちゃったんですよ。3対3の練習中に今日出ていた3番が削っちゃったんです(笑) アイツが出ていたら今日みたいなゲームは全然違ったかなと。ヘディングはメチャクチャ強いので。僕は2011年ぐらいまで丸岡高校のコーチをしていて、棗とかはみんな教え子なんですよ。それで僕がこっちに来たので、みんなが来てくれたというのもあります。


Q:例えば丸岡高校から関東の大学に進んだ選手が戻ってくる受け皿というか、そういうクラブがあるというのは地元にとっても大きなことではないですか?


A:一応ウチとしての目標もそういう所で、JFLに行ければ行って、仕事もきちっと用意してあげて、サッカーを頑張れと。まだ現状はそこまで行っていないですけどね。センターバックの平尾(優頼・市立船橋高→駒澤大)や棗、東平(大佑・丸岡高→駒澤大→SAGAWA SHIGA FC)も坂井市の職員として働いているんですけど、少しずつそういう形もできつつありますね。坂井市が凄く協力して下さっていますから。


Q:下部組織のチームもあるんですか?


A:ジュニアユースはあります。今はU-13だけが北信越リーグに入っています。ジュニアはないんですけど、スクールは去年から始めていて、東京から元プロや日本代表の選手が来るんです。土台をきっちりした上で上のステージに行きたいので。先週は林健太郎さんがいらっしゃって。


Q:ウチの解説者じゃないですか(笑)


A:そうなんですか!僕は駒澤出身なんですけど、健ちゃんは先輩で、福島の栗原(圭介)や仙台の(渡邉)晋が同期です。


Q:渡邉さんも今年の頭にウチのスタジオに来てもらいました(笑)


A:ホントに?(笑) 僕は同級生でしたけど、男前ですよね。男でも惚れるレベルの(笑) 明日は三浦淳寛が来てくれますよ。


Q:アツさんもウチで解説をお願いしてます(笑)


A:狭い世界ですねえ(笑)


Q:今のトップチームはどのくらいのペースで練習をやってらっしゃるんですか?


A:火、木、土の週3です。火曜日は20時から22時まで丸岡スポーツランドを借りられるので、2時間やって、その前の18時から20時まではジュニアユースの練習をやっていて、そこのコーチを木村誠(川崎、山形ほか)がやっています。


Q:木村さんは高校時代に全国大会で対戦したことがあります(笑)


A:去年引退したので今年からコーチになったんです。なんか繋がりますねえ(笑)


(坂井フェニックスサッカークラブ・田中大樹)
Q:ゲームを振り返っていただけますか?


A:決める所を決めないと、こういうレベルでは勝てないなと思いました。あとは守る所でしっかり守らないと、ちょっとしたミスが勝敗を分けるので、今日はそれが目立った試合だと思いました。


Q:花岡監督が「ここ数試合は内容が良いけどなかなかゴールが奪えない」とおっしゃっていましたが、それはやっている側も感じている部分ですか?


A:感じています。形は良いかなと思うんですけど、やっぱり決め切れない所の差が出てきているかなと。力的にはそこまで差は感じないですけど、その最後の一歩という所で、サウルコス戦もFC北陸戦も今回もそういう所の差だと思います。


Q:PKを取られるまでは少しバタバタしている感じが外から見るとあったんですけど、そこはゲームの入り方に問題があったという印象でしょうか?


A:向こうが格上ということで少し引いてしまって、積極的になれなかった部分もあったと思います。1点入れられてから気持ちが入り出して、少しずつ前に出始めたかなと。「最初の10分は絶対に失点しないでおこう」と言っていたんですけど、ああいう形になってまだまだかなという感じはありますね。


Q:PKは完全に止めていただけに残念な失点でしたね。


A:止めれば味方が来てくれるとは思っていたんですけど、反応がイマイチでしたね(笑) そこも最初の10分の気持ちの入り方だと思います。ここで失点してはいけないとわかっていて、みんな気持ちが入っていれば問題なかったと思うんですけど、やっぱりそういう所が失点に繋がるんですよね。


Q:後半はチャンスも十分あったと思いますが、振り返るといかがですか?


A:チャンスは十分ありました。GKとしてはそこで決めて欲しかったですね。ただ、攻撃も後ろから良いボールを送らないと、良い形にならないと思いますので、攻撃がシュートを外したことよりもチーム全体の問題かなと思います。


Q:なかなか最後尾を守っている選手としては、そういう試合が続くのはもどかしいですね。


A:そうですね。そういう気持ちはありますけど、ある程度は仕方ないかなと。ああいう所を決められるようにならないと上には行けないでしょうね。


Q:花岡監督も「今年は選手も集まって、自分たちのやりたいサッカーがやれているんじゃないか」とおっしゃっていましたが、それは田中選手も感じてらっしゃいますか?


A:それは感じています。自分たちはパスを回すというのを基本に考えながら練習しているんですけど、試合でもそのやり方でやるという部分で、最初の1,2試合はどうしても蹴ってしまう部分があった中で、徐々に自分たちのサッカーが落ち着いてできるようになってきているかなとは思います。今日もパスを回しながら崩すことはできていたので、あれがどんどんできれば上位のチームとも渡り合えるかなと。あとは決め切ればですね(笑)


Q:田中選手も大学は天理大だと思いますが、1回福井を出た選手がまた戻ってくることのできる受け皿という意味でも、このクラブの持つ意味は大きいとお考えですか?


A:そうですね。ずっとサッカーは続けていきたいですし、こういう風に上に行きたいとか、地域のサッカーを強くしたいとか、そういうクラブがあると地元に帰ってきて、サッカーをするのにもやりがいを感じるというか、サッカーをしたいと思っている者にとっては嬉しいことだと思います。僕ももうこのクラブでプレーするようになって12年目になりますけど、最初は丸岡高校出身だから入った所もありました。でも、今は坂井市のサッカーを強くしたいとか、高いレベルでサッカーをしたいとか、そういう想いを持った者ばかりが集まっているような状態ですね。


Q:平尾優頼選手が在籍しているのは驚きました。


A:みんなビックリしていますよ(笑) 「市船のキャプテン?駒澤のキャプテン?全国優勝メンバー?何それ?」みたいな(笑) 僕らもビックリしていますね。


Q:田中選手は何のお仕事をされてらっしゃるんですか?


A:小学校の教員です。


Q:土曜日に練習されていて、日曜日に試合があったら、休みがないようなものですよね。


A:そうですけど気持ちのリフレッシュはできますよね。みんなと一丸となって頑張っていることで、体は疲れますけど心は逆に休まるという所がありますので、全然苦ではないですね。火曜と木曜も練習に行く前は正直ツラいんですけど(笑)、練習に行ったら本当に楽しいですし、一生懸命やって汗をかくというのは気持ち良いですね。


Q:今年で34歳になられると思いますが、どのくらいまでサッカーを続けたいなというようなことは考えてらっしゃいますか?


A:やれる所までやりたいですね。今はGKが少ないんですよ。それで安定して来られるのが正GKの山内(達夫)で、もう1人入ったら僕は用なしになるかなと(笑) でも、やれる所までやりたいと思っています。やっぱりサッカーは楽しいですし。今年はコンスタントに練習に行けているので、体が動いて楽しくなってきているんですよ(笑) もう少しサッカーをやりたいなと思っています。


以上です。


土屋

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