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サッカー フットサル コラム 2024年3月11日

バルセロナのペドリがまたしても怪我で離脱。「あの涙がすぐに喜びの涙に変わることを疑わないでほしい」

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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病気でもケガでも再発は精神的に一番辛い。今度こそと万全を尽くしたのに「また……」。あの涙はケガの痛みではなく心の痛み、無力感からくるものだったのだろう。ペドリの体重はバルセロナに入って7キロ増えたとされる。筋肉を付けて負傷を回避する狙いだったが、結果は出ていない。

筋肉系のケガには無数の要因がある。

柔軟性の喪失、疲労蓄積、ウォーミングアップ不足からホルモンバランスの崩れ、睡眠不足、天候、体質などなど。だが、このペドリの件を「運が悪かった」とか「サッカーにケガはつきもの」という言葉で片付けるのはやはり抵抗がある。

というのも、ペドリの茨の道は、前にも書いたように、4年前バルセロナでレギュラーとしてフル出場した後、EURO2020と東京五輪でもフル回転した1カ月後ーー20-21シーズンになんと73試合に出た後ーーに始まったからだ。酷使はすべての監督の責任だが、特に東京五輪に連れて行く決断をした現代表監督ルイス・デ・ラ・フエンテは今頃、後悔しているのではないか。

「あれだけの努力と練習の後に再スタートするのは辛いが、無力感からのあの涙がすぐに喜びの涙に変わることを疑わないでほしい」とペドリはSNSを通じて発信している。早く元気な顔を見たいが、何より今度こそ最後になることを願っている。

文:木村浩嗣

木村浩嗣

編集者、コピーライターを経て94年からスペインへ。2006年に帰国し『footballista フットボリスタ』編集長に就任。08年からスペインに拠点を移し特派員兼編集長に。15年編集長を辞し指導を再開。スペインサッカーを追いつつセビージャ市王者となった少年チームを率いた。現在はグラナダ在住で映画評の執筆も。

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