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サッカー フットサル コラム 2024年5月1日

レアル・マドリー戦でMVP級の活躍も敗戦。久保「我われは勝つに値した」

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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一度はゴールネットを揺らすもファウルで取り消しになった

一度はゴールネットを揺らすもファウルで取り消しになった

「我われは勝つに値した」と久保建英は試合後のインタビューで答えた。まあ、たった1度のチャンスでも勝てるチームがレアル・マドリーなので、「勝つに値した」とは言えないかもしれないが、ソシエダが「負けるに値しなかった」ことは確かだ。

失点シーンのチュアメニのサイドチェンジ、カルバハルのノートラップの股抜きセンタリングというレベルの高いプレーが連続で出て来るところが、レアル・マドリーならでは。並みのチームならどっちかがミスになっているはずで失点はせず、「勝つに値した」という言葉が正しい感想であったはずだ。

ボール支配率で上回り、チャンス数で上回り、シュート数で上回り、CK数で上回り、敵陣での試合時間で上回っても、勝てないことがある相手がレアル・マドリーで、反対にソシエダが勝つにはそれらの数値で上回っている必要がある。下回っていてはソシエダは勝てない。レアル・マドリーは下回っていても勝てる。もちろん上回っていたら大勝する。

ソシエダは勝つためのことをすべてやった。「足りなかったのはゴール」、というのは明白だが、ゴールのためにはさっきの数値で上回る必要があり、それができた時点で監督と選手の仕事は終わっている。

これは、レアル・マドリー相手にCL準々決勝で敗退したマンチェスター・シティについても同じだ。勝てることをすべてやり足りなかったのはゴール。フィニッシュの精度が足りなかったわけだが、それを重々承知で「これ以上、選手たちに何を要求できるだろう!」とグアルディオラ監督は嘆いた。アルグアシル監督だって嘆く権利がある。

もう一つの久保の発言、「CLならファウルの笛は吹かれなかった」については、やはりCLでもファウルだったかな、と思う。

バレネチェアの足がチュアメニの足に引っ掛かって倒れた。ラリーガの笛が接触プレーに対して繊細過ぎるのは確かだが、それはボールをめぐっての足や体の入れ合いについてファウルと解釈してしまいがち、という意味。あのプレーではバレネチェアはボールを争っておらず、単に足を引っ掛けて倒しただけ。接触の解釈の問題ではない。よってファウルであり、その場で笛を吹かず、流してVARの判断に任せたのも含めて正しいジャッジだった。

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