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サッカー フットサル コラム 2024年5月17日

3部に転落した古豪デポルティーボが2部復活

木村浩嗣コラム by 木村浩嗣
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かつては柴崎岳も所属した古豪デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ

かつては柴崎岳も所属した古豪デポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ

アンチェロッティがサングラスで葉巻を吸ってラリーガの優勝を祝っていた頃、マドリッドから600kmの西のラ・コルーニャでも市民が踊り上がって優勝を祝っていた。オールドファンには懐かしいデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ、愛称スーペル・デポールが連盟1部リーグ(3部相当)で優勝、2部リーグに戻ってきた。柴崎岳が所属していたことで馴染みのある人もいるだろう。

優勝決定が1週間前でCL決勝を控えたレアル・マドリーのセレモニーが多分にショー的なものでだったのに対し、熱狂度ではデポルティーボのファンの喜びぶりがはるかに上回っていた。なにせ、4年ぶりのアマチュアリーグ脱出である。

スペインでは「ラリーガは黄金のカテゴリー、2部は銀のカテゴリー、3部は銅のカテゴリー」と長く呼ばれてきたが、これは正しくない。2部へ降格すると経済規模は10分の1に萎む。すでに2部降格を決めたアルメリアとグラナダは売上高が10分に1になることを想定して来季のチーム作りをせねばならない。「1部は天国、2部は地獄」という形容がより実態に近いわけだ。で、デポルティーボのいた3部というのは「地獄の下」、プロリーグですらなかった。

1部リーグで優勝経験のあるチームは9つしかない。その1つであるデポルティーボはアマチュアリーグにまで落ちていた。ベベット、マウロ・シルバ、ドナート、ジャルミーニャ、リバウド、ロイ・マカーイら世界的なスターとフラン、ファン・カルロス・バレロン、アルベルト・ルーケら国産スターを擁して90年代から2000年代初めまでは2強に次ぐ強豪であり、日本にもファンが多かった。ミラン相手にCL史上に残る大逆転劇(アウェイでの4-1をホームの4-0で引っくり返す)を演じ、ミュンヘンでバイエルンを、オールドトラッフォードでマンチェスターUを破ったこともあるクラブが、17-18には2部に降格、19-20には3部に降格をしていた。

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