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サッカー フットサル コラム 2023年11月28日

再会は“いつものグラウンド”で。土谷飛雅と芝田玲が向かい合った特別な90分間 高円宮杯プレミアリーグEAST 昌平高校×青森山田高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
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「ここにいる間に芝生の張り替えもあって、その時は凄く綺麗で芝生が立った状態だったんですけど、4年ぶりに来たら芝生も少し寝ていて、そこは時間の経過を凄く感じましたね」とFC LAVIDA時代の練習グラウンドでもあったこの日のピッチに言及した芝田は、「アイツに結果を出されましたね」と少し悔しそうな表情を浮かべる。

「玲と試合するのは本当に気合いが入ります。同じ栃木出身で、ずっと仲も良かっただけに負けたくなかったですし、前期はアイツが点を獲っていて、今回は『自分が決めたい』と思っていたので、点を獲れて良かったです」と少し笑顔を浮かべた土谷が、あることを教えてくれた。

「LAVIDAのメンバーには違う学校に行った選手もいますし、今日はそういうLAVIDA時代のチームメイトも試合を見に来てくれたみたいなので、そこにも感謝しないといけないですよね」。やはり“かつてのチームメイト”たちにとっても、この一戦は特別なものだったようだ。

試合後。2人は同じようなことを口にしている。「試合が終わった時に、玲とも『ベスト8でな』という話をしているので、今は1分け1敗ですけど、最後にしっかりと選手権のベスト8で勝てるようにしたいなと思いますね」(土谷)「この一戦にはいろいろな気持ちがある中で挑みましたけど、こういう複雑な想いがある中で、結果が出せないのは自分の実力不足だと思うので、選手権でもう1回対戦できたらいいなと思います」(芝田)。

1か月後に開幕する高校選手権。昌平と青森山田はともに勝ち上がっていくと、ベスト8で顔を合わせることになる。“いつものグラウンド”で再会を果たした彼らが、次に刃を交えるのは冬の全国か、それとももう少し先のことか。いずれにしても、これからもサッカーを続けていく限り、土谷と芝田が同じピッチに立つ機会は、きっとまた何度も訪れるに違いない。

文:土屋雅史

土屋 雅史

土屋 雅史

1979年生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。早稲田大学法学部を卒業後、2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社し、「Foot!」ディレクターやJリーグ中継プロデューサーを歴任。2021年からフリーランスとして活動中。

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