人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年11月28日

再会は“いつものグラウンド”で。土谷飛雅と芝田玲が向かい合った特別な90分間 高円宮杯プレミアリーグEAST 昌平高校×青森山田高校マッチレビュー

土屋雅史コラム by 土屋 雅史
  • Line

試合が始まると戴冠へのプレッシャーからか、青森山田の選手たちの動きが硬い。「『いつも通りやろう』と思っていたんですけど、やっぱり自分も結構硬くて、なかなかその硬さがぬぐい切れなかったなと思います」と芝田が話せば、「控え室にいる時も、アップが終わってベンチにいる時も、ほとんど会話もせずに、笑顔もないですし、そこは見えないプレッシャーがあったのかなって思いますね」とは正木昌宣監督。ただ、昌平もなかなかチャンスを作り切れないまま、前半はスコアレスで推移する。

ハーフタイムに指揮官の檄が飛ぶと、後半はアウェイチームがアクセルを踏み込み、再三に渡って決定機を創出したものの、ゴールには届かない。すると、83分にはエリア内へ侵入した土谷が相手GKに倒され、PKを獲得。「自分のPK史上、一番緊張したかもしれないです」と振り返った土谷は、自らきっちりゴールへ蹴り込み、昌平が先制点を奪い取った。

さらに4分後には右サイドの高い位置へ潜った土谷が、角度のない位置から強いボールを中央へ。これを三浦悠代が確実にプッシュ。「アレはシュートです。ファーに打ち込もうとして、ダフって、引っ掛かった感じで、結果オーライでした(笑)」と語った土谷の1ゴール1アシストで、ホームチームのリードが2点に広がる。

だが、青森山田は諦めない。90分に途中出場の後藤礼智がゴールを奪い、1点差まで迫ると、90+2分には菅澤の丁寧なラストパスから、小沼蒼珠が執念の同点弾。土壇場でスコアを振り出しに引き戻す。

「みんな油断していたわけではなかったと思いますけど、相手の勝負強さにやられましたね」(土谷)「いつもこういう時にみんながやってくれるので、自分のためを思って、こうやって何とか同点まで持っていってくれた仲間にまた感謝ですけど、優勝のチャンスを掴み取れなかったので、そんなに甘くないなという感じですね」(芝田)。ファイナルスコアは2‐2。青森山田の優勝は最終節へと持ち越されることになった。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ