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サッカー フットサル コラム 2023年11月12日

雨による中断が流れを変えてくれた U-17W杯初戦で日本がポーランドを撃破

後藤健生コラム by 後藤 健生
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FIFA U-17ワールドカップ 日本代表

FIFA U-17ワールドカップ 日本代表

いよいよ開幕したU-17ワールドカップ。日本代表は、初戦となるポーランド戦で強力な攻撃力を誇るポーランドを零封。交代出場した高岡伶颯(日章学園高校)が76分に決めてなんとか競り勝った。

雨季に入ったばかりのインドネシアである。標高約700メートルの高原(盆地)にあるバンドンは、昼間は蒸し暑いものの、夕方になると気温は25度を割る。そして、日本の初戦を迎えた11月11日は、試合開始約2時間前にかなり強い雨が降ってピッチは濡れた状態だった。

さらに、試合が後半に入ってしばらくすると、メインスタンドから見て左手(北)から雷鳴が近づくとともに辺りが急に暗くなって、再び雨が降り始めた。その後も雨脚は強まるばかり。そして、後半の23分38秒ほどで試合はいったん停止され、ちょうど交代準備を終えてタッチライン付近にいた高岡も、そのままロッカールームに引き返さざるをえなかったのである。

試合の中断は、選手にとってはモチベーションの維持など難しいものだ。まして、これからピッチに入ろうとしたところでの中断だったが、高岡は「アジアカップでも経験がある」と冷静さを保っていた。

そして、日本は中断をうまく利用してギアを上げた。高岡がピッチに入って試合が再開されると日本の攻勢が強まり、ついに76分にゴールを仕留めることに成功したのだ。

ポーランドはテクニックのある選手がそろい、連携も良い素晴らしいチームだった。ヨーロッパ予選で大量得点を記録しているのもうなずける。

ツートップのダニエル・ミコライエフスキやマイク・ウーラスなどの繊細なドリブルは見事だった。一瞬タイミングを遅らせて相手のマークをはずすといった“小技”を随所に散りばめる。また、右サイドでサイドバックともウィングバックともつかない位置をとって、上下動を繰り返したシモン・ウィシュコも非常にタフな選手だった(この、ポーランドの3バックとも4バックとも思える変則的システムは相手にとってはつかみにくい)。

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