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左サイドバック、オクタビオ・オンティベーロの攻撃参加などはあるが、それほどシステム上の変化はないだけに、日本のDFはマークをつかめるだろう。後は、アルゼンチンらしいドリブルとの勝負となる。
前半、ディオフの2ゴールでセネガルがリードしたが、ボール・ポゼッションでは53%対26%でアルゼンチンが大きく上回っていた。ボールを持って攻撃を続けたものの決定的なチャンスを作れず、エチェベリがゴール前でのFKを3回ともふかしてしまったことも含めて、アルゼンチンの攻撃は非効率だった。
一方のセネガルは、ディオフのドリブルなどトリッキーな個人技でスタンドを沸かせたが、守備面では組織的に雑な場面も多く、また、前線の選手があまり守備に戻らない。また、ファウルも多く、アルゼンチン戦の失点(90+2分)も無駄なファウルで相手に与えたFKによるものだった。
つまり、両チームとも典型的なアルゼンチン・スタイル、アフリカ・スタイルのチームだったということだ。
フル代表レベルになると、南米のチームも、アフリカのチームもヨーロッパ的な戦術的な戦いをすることが多い。だが、17歳以下の代表ではほとんどの選手が自国のクラブでプレーしている。それだけに、その国のサッカー・スタイルの色が濃いのだろう。
そういえば、緻密なサッカーをしてチャンスは数多く作ったのになかなか決めきれずに、苦しい試合にしてしまったあたり、日本代表もいかにも“日本的な”サッカーだった。
今回のU-17日本代表はせっかく強力なFWがそろったのだから、そうした従来の日本のサッカーの限界を越えていってほしいものである。アルゼンチン戦に期待しよう。
文:後藤健生
後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授
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