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サッカー フットサル コラム 2023年10月18日

相手が守備を固めてきてもしっかり対応 森保監督のマネージメント力が柔軟性を生む

後藤健生コラム by 後藤 健生
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久保建英

先発出場の久保建英

チュニジアは5人のDFを並べて守備を固めてきた。前回のワールドカップに出場したチュニジアは現在のFIFAランキングが29位(日本は19位)。「個の力」も高い。それだけの強豪国が守備を固めてきたのだから、そう簡単に攻め崩せなかったのは当然だろう。

昨年6月のキリンカップでは、日本代表はチュニジアに攻撃を封じられ、カウンターから失点して完敗を喫している。

しかし、今の日本代表の対応力は素晴らしい。ボール・ポゼッションで圧倒的に上回って攻撃を続けるものの、なかなか得点が生まれない……。そんな状況でも、けっして焦ることなく、たえず相手のカウンターに気を配りながら、丁寧にパスをつないで攻撃を繰り返したのである。

ボールを奪われてもすぐに回収して、チュニジアに攻撃の機会を与えなかった。

そして、実際に前半が終了する前に、ゴールを取り切ってしまったのだ。

森保一監督は10月シリーズで堂安律や鎌田大地の招集を見送り、さらに三笘薫や前田大然らが招集を辞退するなど、日本代表は主力級の何人かが抜けた状態だった。従って、新潟でのカナダ戦も、神戸でのチュニジア戦も最強メンバーというわけでもなかった。

また、ヨーロッパからの長距離移動のせいで、選手たちのコンディションも万全ではなかった(少なくとも、9月のドイツ戦やトルコ戦に比べると明らかに今回の方がコンディションは劣っていた)。

だが、チーム状態が万全でなくても、相手が守備を固めてきても、それでも慌てずに戦って、しっかりと勝利を手にする……。日本代表は本当に強くなった。

森保監督が語ったように、チュニジアが守備的な戦いを選択してくれたおかげで、11月から始まるアジアとの長い戦い(ワールドカップ予選およびアジアカップ)に向けてのよいシミュレーションとなった。

戦術的対応力も柔軟だった。

チュニジア戦では久保建英が先発した。トップ下のポジションである。レアル・ソシエダードでは右サイドを主戦場としている久保だが、日本代表では伊東純也という存在があるため、トップ下で起用されることが多い。

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