人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

サッカー フットサル コラム 2023年10月18日

相手が守備を固めてきてもしっかり対応 森保監督のマネージメント力が柔軟性を生む

後藤健生コラム by 後藤 健生
  • Line

そこで、伊東が中に入って、久保がサイドに開いてみたり、久保が下がり気味で前線の伊東を走らせたりと、2人の間でポジショニングに関してさまざまな工夫をしていた。

だが、それでも久保が右サイドでプレーする事が多いため、どうしても左サイドの攻撃が手薄になってしまう。三笘や前田が不在のため、チュニジア戦で左サイドを任されたのは旗手玲央だったが、旗手は代表でこのポジションを務めるのは初めてだった。

こうして、左サイドの攻撃はなかなか活性化しなかった。

すると、後半開始と同時に遠藤航とともにボランチを務めていた守田英正がポジションを上げて、久保と並んで左のインサイドハーフとなったのだ。これで、左右のバランスも取れるようになった。

再びポジションを下げた守田英正

ガンバ大阪でもプレーするI・ジェバリの攻撃を阻む守田

ところが、63分に旗手に代わって浅野拓磨が起用され、同時に左サイドバックも中山雄太が町田浩樹に代わった。すると、守田は再びポジションを下げたのだ。

森保監督によれば、このポジションチェンジは「選手の判断によるもの」だったそうだ。

チュニジアが後半から右サイドバックにヤン・バレリーを入れて、日本側から見て左サイドの攻撃力を強めたこともあって、ピッチ上の選手たちは守備強化の必要性を感じたのだろう。

現在の日本代表の主力選手は、各国リーグのビッグクラブでプレーしており、ハイレベルな試合を日常的に体験している。

それだけに、ピッチレベルで彼らが感じ取る“感覚”は貴重なものだ。そして、そのことを承知している森保監督は、極力彼らの意見を取り入れようとしている。選手の感覚。コーチ陣の構想。森保監督が、そうした様々な意見をうまく集約することによって、今の日本代表は非常に風通しがよくなっているようだ。

そして、それが結束を生む。

鈴木彩艶

圧倒的なフィジカルを持つ鈴木彩艶

この試合、試合展開とは別に僕はGKとして起用された鈴木彩艶に注目していた

かつて、GKというポジションは日本の弱点と言われていたが、最近はつぎつぎと若いGKが育ってきている。しかし、そんな中でも21歳の鈴木のフィジカル能力は圧倒的なものがある。

体のサイズ、ジャンプ力、あるいはキック力。鈴木が本気でパントキックを蹴ると、あまりに伸びすぎて相手陣のゴールラインを割ってしまうことも珍しくない。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
サッカー フットサルを応援しよう!

サッカー フットサルの放送・配信ページへ