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判定に関するヒューマンエラーが続出するプレミアリーグ。トッテナム対リヴァプール戦でも……
今シーズンのプレミアリーグは、いや、今シーズンのプレミアリーグ “も”、マッチオフィシャルが物議をかもしている。
トッテナムのクリスティアン・ロメロはペナルティボックス内で手を広げていたが、マンチェスター・ユナイテッド戦はノーハンド、ノースロンドン・ダービーはハンド。ジャッジが統一されていない。
また、ユナイテッドGKアンドレ・オナナのレイトチャージが見逃されたり、アーセナルの冨安健洋が不可解な判定で退場になったり、毎週のようにマッチオフィシャルがメディアの脚光を帯びている。
なかでも冨安に二枚目のイエローが提示された遅延行為に関しては、今シーズンからばかげたほど厳格化し、選手や監督の意見も聞かずに採用した新ルールに起因している。円滑な試合運営と主審のプレシャー軽減という観点から、クレームと必要以上の遅延は警告の対象になった。
だが、クレームをつけられただけでビクビクしながらイエローを提示する主審がいれば、監督、選手とのコミュニケーションを重視するアンディ・マドレーのように、丁寧に説明するタイプもいる。
遅延の設定も曖昧で、何秒までなら許されるのか。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督の言葉を借りるなら、「ストップウォッチが必要だ」。
そしてVARは、またしてもヒューマンエラーが起きた。いま、第7節のトッテナム対リヴァプール戦が大問題になっている。サイモン・フーパー主審とVAR担当のダレン・イングランドが詳細な確認を怠った結果、リヴァプールはルイス・ディアスのゴールが取り消された。
「われわれのミスだ。申し訳ない」
後に『Professional Game Match Officials Limited』(PGMOL=プロ審判協会)のチーフを務めるハワード・ウェブが謝罪。誤審を招いたマッチオフィシャルの音声をプレミアリーグに提出するとともに、今シーズンいっぱいはイングランドをリヴァプール戦の担当から外すと発表したが、後味が悪すぎる。
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