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サッカー フットサル コラム 2023年8月12日

スウェーデン戦は不運な敗戦に終わったが、4年後に向けての教訓にすべき試合でもあった

後藤健生コラム by 後藤 健生
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スウェーデンは、8月6日のラウンド16で大会連覇中のアメリカと延長戦を戦っていたから、日本より休養日が1日少なく、しかもアメリカと延長を戦って体力を消耗させていた。また、アメリカ戦はオーストラリアのメルボルンで行われたので、準々決勝の会場オークランドまで3時間以上の移動も強いられた。

つまり、コンディション的にスウェーデンは不利な状況だった。だから、勝負が長引くのを嫌って無理を承知でハイプレスをかけてきたのではないだろうか。

ところが、日本は相手が前半から「飛ばし過ぎ」を承知でハイプレスを仕掛けてくることを想定していなかった。

相手が、無理なハイプレスに出てきたら、とりあえず守備を固めて時が過ぎる(相手が消耗する)のを待てばよかったのかもしれないし、あるいは相手が無理にハイプレスをかけてくるのをひっくり返してカウンターを狙えばよかったのではないか。

今回の女子ワールドカップ。組み合わせを見た時、筆者は「準々決勝進出を果たせれば合格」と思っていた。

グループCにはザンビア、コスタリカという“格下”の2チームが同居していたから、ここで2勝すればスペイン戦の結果に関わらずグループリーグは突破できる。そして、ラウンド16対戦するグループAには日本よりFIFAランキングが上のチームはいない。日本も互角に戦えるだろう。

だから、ラウンド16突破が日本にとっての目標だと思ったのだ。ラウンド16敗退だったら「失敗」。準々決勝敗退だったら「合格」。準々決勝進出だったら「成功」……。僕はそんなふうに考えていた。

だが、今大会での日本代表の戦いぶりを振り返ると、日本は準々決勝敗退に終わったものの予想以上に良い内容の試合ができた。つまり、「合格以上」だった。しかし、だからこそ、準々決勝敗退は「失敗」だったと言わざるを得ない。

ラウンド16までに日本代表の戦いぶりは予想よりずっと良い内容だった。グループリーグから準々決勝まで5勝1敗。得点は15で失点はわずかに2点。そして、FIFAランキング6位と日本より“格上”のスペインの攻撃を完封し、カウンター攻撃から4ゴールを奪って大勝した。さらにラウンド16では女子サッカー界の古豪ノルウェーの分厚い守備網を崩し切って3ゴールを決めた。

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